ヨーロッパやアメリカの人たちが、中国風や日本風をごっちゃにしながらも
オリエンタルな雰囲気を楽しんでいるように、私たちもヨーロッパの華やかな
エレガンスを私たちなりに楽しむことにしましょう。
カジュアルなクラシックとして、ひとつめは「南欧風」があげられますね。
素朴な感じのヨーロピアンカントリー風のものから華やかなリゾート風のものまで
幅がありますが、明るく楽しい雰囲気にまとめます。
建具(ドア)や造作(幅木や回り縁など)にホワイトのものを使うと、もうそれだけで
気分は南欧なんですが、抵抗がある場合は明るめの色の木目を選びましょう。
内装仕上材はフォーマルよりは自由に考えてよい
でしょう。
床材はフローリングを中心に考えてもらうとよいですが、時にはこのところ増えているインテリア用のタイルを、キッチンからダイニングにかけてお勧めしたいところです。
テラコッタ(素焼き陶器)風の暖かみのある質感の物を選べば南欧風にぴったり、フローリングより色が自由で、カラーコーディネートの幅が広がります。
フォーマルではスペースのとり方や窓の形など、設計の段階から意識しておく必要がありましたが、
南欧風の場合は比較的自由に考えてよく、後から置くもので雰囲気を作っていくこともできます。
今はモダンスタイルがトレンドのせいか、クラシック系のデザインの家具や照明器具があまり多くないように思えますが、
以前と違い販売ルートが多様化しているので、よく探せばきっと見つかります。
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