第6回 大人があこがれる癒しのインテリア… 今月のスタイル:エスニック

ヨーロッパそして日本からの視点からみつめる
『アジア』への憧憬…。

前回の『ジャパネスク』に続いてご紹介するのは『エスニック<アジアン・スタイル>』…日本の、アジアのインテリア・スタイルは欧米のインテリア最先端の人々が注目することからわが国でも再発見が始まりました。たとえばバリやタイ周辺の高級リゾート・ホテルのインテリアはヨーロッパでは憧れの的。アジアの神秘的なイメージと癒し感覚には、欧米に決してない特別のものを感じるようです。
そしてわたくしたちにとっての<アジアン>は、なぜか懐かしい肌に馴染んだ親しみと異国情緒のミックス感覚がなんとも新鮮なのではないでしょうか。いま人気・注目度ともにナンバー1…そんなアジアンなインテリア・スタイルを暮らしに取り入れてみませんか?
今月のスタイルは、あこがれとくつろぎの
『エスニック<アジアン・スタイル>』。
アジアの一員であるわたくしたちにとって<アジアン・スタイル>はとても身近で馴染みのあるもののはず。ところがわたくしたちが親しんでいるのは、広いアジア大陸の極東=ごく一部にすぎない。いま人気の<アジアン>と私たちの日常感覚とはかなり違うわけです。
近頃インテリアショップにかぎらず、アジアン・スタイルの食器や服飾のショップをあちこちで見かけとっても人気のようですが、それはきっとわたくしたちと同じアジアでありながら、「独特のスタイル」を展開しているところが新鮮であり、魅力なのでしょうか。そして、その個性的なインテリアはなかなか奥深く、連綿と続くアジアの人々の暮らしからかたち作られてきたものであり、気取らないほっとするあたたかさを感じられるものです。
さてその『エスニック<アジアン・スタイル>』のお手本はというと、やはりバリ・タイあたりのスタイル。最近はベトナムのインテリアや雑貨も人気のようです。歴史的にこれらの国々はヨーロッパの植民地であったりしたことも影響し、独特の洗練されたインテリアが形成されているのかもしれません。
基本のコーディネートとともに、インテリア小物などで上手にさりげなく取り入れると、より上級の仕上がりになりますのでこまめにチェックしましょう。