第4回 最新のコンセプトの「キッチン」を考える。
オープンキッチン派?独立キッチン派?
ひろびろ感では断然オープンキッチン。
リビング・ダイニングの次はいよいよキッチンです。
最近やはりお客さまのご要望が多いのは「オープンキッチンスタイル」。先月のリビング・ダイニングのところでお話ししましたように、L・D・Kのきっちりとした境目は確実になくなりつつある印象です。
もちろんキッチンはあまり見せたくないというオーソドックスな「独立キッチン」タイプ派もいらっしゃいます。それはそれで様々なメリットもありますし、もちろんよいのですが、あくまでもトレンドとしてはかくさず見せるオープンキッチンに人気が集まっているということなのです。
ただひとついえるのは、広さ=感覚的なひろびろ感も含めていえば、オープンキッチンスタイルと独立キッチンではずいぶん違ってきます。オープンキッチンの方が断然有利であることは確かです。
さて、キッチンのプランをする中でやはり一番の関心は収納でしょうか。和・洋・中・エスニック…とあらゆる国の料理をこなす日本のキッチンにとって、多彩で多岐にわたる食器の収納・電化製品の収納・食品の収納・おなべやレードルなどキッチンツール類の収納をどこに確保するかは永遠のテーマです。
こうした上手な収納を考えると、もちろんキッチンは広い方がいいにこしたことはないと考えてしまいがちですが、ただむやみにダダ広いのも作業動線を長くする結果になり、作業効率を下げて、この新しいキッチン、何だか疲れてしまう…というような場合もありますので、気をつけないといけません。
キッチンは「調理という作業が目的のスペース」ですから、その効率をまずは優先的に考えていきましょう。
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