第5回 毎日をもっと楽しむための「プラスワン・ルーム」プラン。
『遊びのスペース』をプラスワンしてみませんか?

どんなに機能的で無駄がなくすぐれていても、実用一点張りのプランはどこか少し窮屈に感じるものです。
そんな時ご提案させていただくのが、「プラスワン」のスペース。
「プラスワンの部屋」というは、各個室とは別に家族だれでもが使える、あるいは家族共有のものがおいてあって、家族の誰でもが自由に使えるスペースという意味あいのものです。
LDKやプライベートルームといった従来の型にはまらないこうした「遊びのスペース」が実は一番大切な家族の語らいの場に発展したりするかもしれません。
今回はそうした意味でのフリースペースすなわち「プラスワンの部屋」そしてその延長としての「趣味室」・「子供室」について考えてみました。
私たちがモデルホームをプランするときにも、このプラスワンのスペースは必ずといっていいくらい提案させていただくのですが、呼び方としては『ファミリーライブラリー』であったり、単純に『ファミリールーム』『フリールーム』または『DEN(デン)』といったりします。


また、趣味のことをするスペースとして『ホビールーム』としてプランしたりもします。
これらは余ったスペースに置く単なる「予備室」ではなくもっと積極的に暮らしを楽しんだり、家族で何かの目的を持って過ごしたりするためのもの。
逆にプラン上で工夫を重ね、このための新たなスペースを限りある中から生み出していきたいと思います。
とはいえ、これはあくまでも基本的には「余裕のスペース」ですから、全体の面積の大きさで、このプラスワンの大きさは変わってくるとは思います。
場所については、個室ではないので皆の共有するスペース(パブリックゾーン)にプランしますが、「ファミリースペース」として考えると、よく利用されるのは「リビングのとなりまたは一角」。毎日頻繁に利用する場所に近い方がよさそうです。リビングの横あたりが心理的にも居心地よさそうなので、ある意味そこが定位置と言えるかもしれません。