色には、色相(色味)・明度(明るさ)・彩度(鮮やかさ)の3つの属性がありますね。
色彩心理学というと黄色は欲求不満の色で、紫を選ぶ人は体調がよくない・・・などなど、高度な(?)心理表現を思い浮かべてしまいますが、
そうした色の意味や連想、イメージは、性別、年齢、人種、時代などでさまざまに違ってくるので、こうしましょうというような提案はなかなか
難しいですね。それとは別に、色の見え方にはもっと生理的な、色が見える「目」と「脳」の仕組みから来る特有の現象があり、知っておくと
効果的に使えます。
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色には暖かく感じる色「暖色」と、冷たく感じる色「寒色」があり、
暖色は前に飛び出して見え、膨らんで見え、軽く見える傾向があります。寒色はその逆ですね。
明るい色「高明度色」と暗い色「低明度色」、鮮やかな色「高彩度色」と濁った色「低彩度色」にも
同じような見え方の特徴があります。一覧表にまとめると、 |
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右図は同じ大きさの色票です。
ほんとうに同じ大きさにに見えているでしょうか? |
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部屋を広く見せるために明るい色で仕上げたりするのは、こうした色の見え方を利用しています。
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