次に「まとまりの配色」と「きわだちの配色」を見てみましょう。 まとまりの配色は、同じような色相・同じようなトーンの色で構成します。 きわだちの配色は、反対色相や反対トーンの色で構成します。 どちらの配色もそれぞれに魅力があり、お好みに応じて選びましょう。
前回からの宿題、「まとまり」でもなく「きわだち」でもない、中差色相をどうこなすか。 例えば木の色とピンクは橙系と赤紫系で中差色相どうし、あまりよい相性ではありません。 こんな時は白を間に挟むと、セパレート効果ですっきり見えます。
前回載せられなかったのですが、インテリアカラーコーディネートで重要なテーマの一つ、 部屋全体でベースになる色とアクセントになる色の、心地よい割合はどうなっているのでしょうか。 わかりやすくするため、同系色を使い、明るい色と濃い色との比率でバランスを考えてみましょう。
色彩の知識なんてわずらわしい、直感でどんどん選んでいきたい、と感じられたでしょうか。 ほんとうにそのとおりです。初めから知識で色を選ぶ人はあまりいないでしょう。 でも、これは何でこの組み合わせなの?などと聞かれて説明しなければいけない時、 迷ってしまってなかなか決められない時、こんな時に思い出してもらうと役に立ちそうですね。
では次回はインテリアスタイルとカラーコーディネートの関係、 スタイルに特徴的な色の使い方ってあるのだろうか、といった点を見ていきましょう。
※掲載のカラーについて…モニターなどにより多少色が違って見えることもありますがご了承ください。