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次に「まとまりの配色」と「きわだちの配色」を見てみましょう。
まとまりの配色は、同じような色相・同じようなトーンの色で構成します。
きわだちの配色は、反対色相や反対トーンの色で構成します。
どちらの配色もそれぞれに魅力があり、お好みに応じて選びましょう。

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●「まとまりの配色」の例
床をフローリングにするなら、木の色が軸になります。
穏やかで優しい感じのカラーコーディネートです。
●「きわだちの配色」の例
無彩色はどの色相ともきわだちの関係にあります。
明度差もつけて歯切れのよいコントラストを楽しみます。
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前回からの宿題、「まとまり」でもなく「きわだち」でもない、中差色相をどうこなすか。
例えば木の色とピンクは橙系と赤紫系で中差色相どうし、あまりよい相性ではありません。
こんな時は白を間に挟むと、セパレート効果ですっきり見えます。

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左のカーテン、とてもきれいなピンクなのですが、
木の色とは相性悪く、今ひとつ・・の感じですね。
まったく同じピンクを白地に散らばせると、
右のようにとてもすっきりします。
ストライプやチェック、花柄などでもよいのですが、
白が入ると相性のよくない中差色相も仲良くできます。

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前回載せられなかったのですが、インテリアカラーコーディネートで重要なテーマの一つ、
部屋全体でベースになる色とアクセントになる色の、心地よい割合はどうなっているのでしょうか。
わかりやすくするため、同系色を使い、明るい色と濃い色との比率でバランスを考えてみましょう。

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●面積配分1 「淡」:「濃」= 8:2
床とテーブル類が濃い目で後は全部明るい色の組み合わせ、
安定感があって穏やかな感じです。
●面積配分2 「淡」:「濃」 = 7:3
ダイニングの椅子とリビングボードが濃い目の色に加わり、
適度なアクセント効果が出ています。
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●面積配分3 「淡」:「濃」= 5:5
ソファやカーテンも濃い色に加わると、部屋全体の明暗の割合が
同じくらいになってしまい、リズム感がなくなります。
●面積配分4 「淡」:「濃」:「さらに濃い」=5:4:1
濃色の中にもっと濃い色を置いてメリハリをつけると、
再びリズム感が生まれます。
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色彩の知識なんてわずらわしい、直感でどんどん選んでいきたい、と感じられたでしょうか。
ほんとうにそのとおりです。初めから知識で色を選ぶ人はあまりいないでしょう。
でも、これは何でこの組み合わせなの?などと聞かれて説明しなければいけない時、
迷ってしまってなかなか決められない時、こんな時に思い出してもらうと役に立ちそうですね。

では次回はインテリアスタイルとカラーコーディネートの関係、
スタイルに特徴的な色の使い方ってあるのだろうか、といった点を見ていきましょう。


※掲載のカラーについて…モニターなどにより多少色が違って見えることもありますがご了承ください。

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