第六回 ベストな「間取り」の決定へ。
4月に始まったこの連載も、今回で早くも6回目。話は進んで、今回はいよいよ「間取り」を決める考え方に入っていきます。この間何かわかりにくい部分はありましたでしょうか?
本題の「間取り」に入る前に、日頃現場でよくいただく今までの部分に関連したご質問を、補足の意味も含めてすこしご紹介させていただきます。

Q1.いろんなモデルハウスをみたのですが、どれがよいのか、なかなか決められないのですが…
A1.
一番大切にしていることはなになのかもう一度整理してみましょう。 なぜ迷うのかを冷静に自己分析しましょう。たとえば、建築費(予算と大幅に違わないか?)・ 工法(木造にこだわる?鉄骨造?RC?)あるいはスタッフの対応(家づくりはスタッフの方とのコミニュケーションがポイント。何となく気が合わなそう…というようなことも配慮する必要があるかも…)など、迷ったらご自分の直感を信じて決断することです。

Q2.プランニングについて方位学などの専門家にみていただいたほうがよいですか?
 あるいは、両親がみてもらったのですが、必ず守ったほうがよいのでしょうか?
A2.方位・家相についてはやはりたいへん難しい問題があるのでしょうか。少しでも気にされるのなら、ある程度そのアドバイスは受け入れながらプランニングはしていった方がよいかもしれません。実際かなり制限も多くなりますが…。たとえば、ここからここまでの範囲にトイレを配置したほうが…という内容などを私も実際にうかがったったことがあるのですが、プランニングの側からいうと、結構な制約となってそのためにうまく動線がとれないような場合もあります。その段階で再度家相など専門の方のご意見をうかがうようにして対応します。
ただ、プランニングが完全にできあがってから家相や風水の専門の方へ意見をきいてみたら「全部変更」というようなことのないように。時間も労力も費用も大変な無駄となりますので、くれぐれもあらかじめ一番最初に相談していただくことをおすすめします。

Q3.私は赤や紫などあまり人がインテリアには使わない強い色がとっても好きなのですが、うまく取り入れる方法はないでしょうか?
A3.インテリアコーディネーターの方にまず相談。色の使い方はその分量や使う部位によってとっても効果的に使用することが可能なので、その気持ちを素直に伝えてみてはいかがでしょうか。またお施主様のラッキーカラーをインテリアに使いたいという話もよくうかがいます。上手にプランニングすれば強い色を活かして個性あるしゃれた空間ができ上がります。

1/6
次ページ