平面プランを考えるとき必ずでてくるのがキッチンの『ワークトライアングル』という言葉です。みなさんも一度は見たことがあるかもしれません。
これは何を示しているかというと、作業動線の長さを視覚的に表しています。
キッチンというのはじーっと立っているわけではありませんよね。シンクの前で食材を洗ったり、調理器の前で調理をしたり、冷蔵庫に食材を取りに行ったりとけっこう動いていますよね。その動線を示しているのが『ワークトライアングル』。具体的にはシンク(水栓まわり)・加熱調理機器(レンジ)・冷蔵庫の3つの位置決めとそれを結ぶ動線のこと。 |
「動線の長さの総和が五メートル以下が適当」だとされます。これはもちろん作業動線が短い方が効率的に作業ができるし、疲れも少ないということです。
ですから、そういう意味ではキッチンに関しては広ければ使いやすいかというと決してそういうわけではないと思うのです。シンクの前から食材を取りに行くのに冷蔵庫がすごく遠かったり、「調理スペースをひろーくとりたい」と必要以上に広くしたために、シンクと調理器の間が遠かったりという不便さもあることを忘れないで下さい。
キッチンはLDなどとはちょっと違って「コンパクトなプラン」をお奨めします。
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