17回にわたる家づくりのお話も今回で一区切りを迎えることになりました。今までいろいろなお話をさせていただきましたが、みなさまのご参考になりましたでしょうか?
当初の家づくりに関する思いと現在とではその印象もずいぶん変化してきていることでしょう。また実際に、現実的にみてみると決して今回のお話のように理想的にはなかなか進まないことも多いかと思います。
このシリーズの最後として、全体を通してもう一度おさらいし、大切なポイントを確認してみましょう。
1.さまざまな『出会い』を大切に
「家をつくる」ーみなさまはいったいどんなタイミングでその機会を得られたのでしょうか?それを具体的にまた統計的に知ることはなかなか難しく、残念ながら想像も及びません。
ただひとつ体験的に確実なことは、「そろそろ自分たちの家がほしい…」と計画的に土地探しから始めて十二分に時間をかけることの出来る方は意外と数少ないということ。
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ほとんどの方が、ご両親の事情やお子様の都合で、突然、というのは言い過ぎですが結構急に『その時期』を迎えられるように思います。
けれども、それはいうならばその方の「運命」(少し大げさでしょうか?)。そこからのすべてが新しい出会いなのだと私には感じられるのです。
そしてその第一歩の手がかりとして、住宅展示場を見に出かける…気になるモデルホームがそこにあり…そこでそのスタッフと出会う…すべてが初めての経験であれば、営業のスタッフ、設計のスタッフなど数多くの人々があなたの心強い味方となってくれるはずです。
この最初の出会いでちょっとした「信頼関係」を得ることが出来るかどうかが、その後の家づくりの大きなポイントになることでしょう。この「信頼」ということがみなさまの家づくりへの熱い思いをしっかり受け止め、実現してゆくために何よりも必要なもののひとつなのです。 |