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今回は、「よりエレガントな演出を…」と考え、造作材などはホワイト仕様をベースにコーディネートを進めてみたいと思います。造作材が『ホワイト』といっても、この色の示すイメージは守備範囲が広く、私たちのインテリアコーディネーターの中でも色々な考えがあり、難しい部分かもしれません。なぜならホワイトは、その白み具合とテクスチャー(素材の持つ質感)が重要なインテリアの要素になるからです。白には少し黄みがかった白もありますし、少しグレーがかったものもあります。
また、テクスチャーもピカピカの鏡面仕様といわれるものから、つやを押さえてマットな仕上がりにしたものもあるのです。皆さまのお好みで良いのですが、今月取り上げる『エレガント』は、どちらかというと、鏡面の塗装で少しアイボリーがたったホワイトのイメージで進めてみようかと思います。 |
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基本のインテリア・コーディネート
やさしさ・優雅さ・やわらかさ・上品な…などが重要なキーワードとなります。
◆内装のカラー
◇床材→いろいろな色が結構似合うものです。かなり明るい白木調のナチュラル系、または赤みのあるチェリーのフローリングでミディアム系のものも、白木よりもメリハリがほどよく利いてきれいです。
◇クロス→パステル系のクロスやベージュ系のクロスがおすすめです。造作材をホワイトにする場合、壁クロスも白くすると、全体に白くなりすぎてドアや窓まわりのケーシングが引き立たないように思います。
ホワイトインテリアは外国の雑誌でよく見受けられますが、クロスには結構色味のあるものを使っています。
◇その他→少しゴージャスな華やかな感じがお好きでしたら、床には大理石を貼ることをおすすめします。ただし冬のために床暖房を用意しないとかなり寒いかもしれません。玄関まわりだけを大理石貼りにすることもあり、これもステキです。
◆ご参考に…
◇よく似合う外観→外観もやはり白を基調としたデザインがトータルコーディネートという面では良いように思います。素材はタイルでもモルタルでも良いのですが、柔らかい雰囲気のある色調のものが似合います。 |
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