さてこのようにキッチン以外の「水回り」というと、多くは「あればいい」感覚であったりする訳ですが、実はこういうスペースにこそ、個室と同じように気を遣って丁寧にプランニングすると、効率的でなおかつゆとりのある設計となりますし、家1件トータルで見ても、こんなスペースの充実が重なって、とても気持ちのいい空間としてうまれることになる思います。
実際インテリアの先進国・欧米ではすごくオープンで明るい開放的なイメージがある「水回り」。
ところが、日本では少し暗い閉鎖的なイメージになりがちです。
そのうえ水回りのプランニングを後回しにばかりしていると、わが国では特にスペース性の問題もあり、バスタオルなどをきちんと掛けるところもなかなか確保出来ない場合が多くなりがちなのです。
だからこそ、私としては、特に洗面・パウダールームを大切にプランニングしたいなといつも思っております。水回りはプロとしての私のこだわりでもあります。 |