35坪のキッチンなら
「二列レイアウト」ですっきり構成。
キッチンの基本レイアウトは様々ですが、スペースを有効利用してコンパクトで暮らしやすい住まいを追求する35坪クラスの家では、シンクと調理器がまっすぐ並び背面に食器棚と冷蔵庫を配置するという二列レイアウトが一番理にかなって良いと思います。コンパクトといえども、たとえばシンク側を流行のオープンにしてちょっとした食事ができるようにキッチンのカウンターを伸ばしたオープンスタイルも可能です。この場合、シンク側の長さをどのくらい確保できるかは、調理スペースとシンクの大きさのバランスもありますので、使用したいキッチンメーカーのサイズをきちんと確認しておきましょう。
最近は、食器洗い機があるから洗い物はしなくて良いので、あまり大きなシンクは必要ないという方のお話も聞きます(シンクが大きいと調理スペースがなくなるので)。
ただまな板や土鍋などは意外に大きいので、シンクのサイズダウンは食洗機の能力などとも充分に考え合わせて、決めると失敗がないと思います。 |
またキッチンの場所ふさぎといえば、調理小物家電。これら家電の収納は上下に並べることで空間を有効に使います。(最近はオーダーしなくても、電子レンジ置き場や炊飯器置き場を考えた「スライド機能」を加え、なかなか工夫された商品が増えてきました。)収納は上下を使うことに加えて、奥行も有効に使うことをおすすめします。
一般のキッチンカウンターは奥行650ミリですが、これが750ミリになった奥行の深い商品もあります。
長さが充分にとれない場合は奥行を深くすると、収納性が上がる他、シンク横の調理スペースもかなり拡がります。
さらに、食器の収納にもひと工夫。引き出しに食器を入れると大変見やすく使いやすいのでぜひ試してみてください。レール式でストッパー付の引き出しがついた収納を選べば、軽く使えてしかも何かと安心です。 |