第6回 すてきな住まいのサイズ・プランニング…あなたのお宅はどちらのパターン?
すてきな住まいのサイズ・プランニング…
さてあなたのお宅はどちらのパターン?
なによりも住みやすく、かつ見て美しい、こだわりある住まいのために、サイズから見た細部のプランニングを考えてまいりました今回のシリーズも、これで最終回となります。
新しい家のサイズは、決して、すでにお持ちの敷地のサイズや、あるいはご予算によって決まってしまうものではありません。
たとえ敷地に限りがあっても、家族のご要望によっては3階4階といった多層住宅を選択することでより大きな住まいも可能になってきましたし、ご予算も上手に活かせばローコストで大きめの家をというプランがある程度可能です。
ご家族の暮らしを充分に検討して一番快適な最適サイズの暮らしをこの機会にお考えになってはいかがでしょう。
さて今回はこれまでの連載の中で考えてきました『こだわりのインテリア』を活かしたモデルをプランしてみました。1階部分だけですがどうぞこちらも併せてご参考になさってください。
◆すみずみまで目が行き届く最適サイズとしての35坪…
もしかするとこの35坪が、一人の主婦がきちんと家中全部に目が行き届く最適サイズかもしれません。掃除のしやすさ、管理の手軽さ、家族の親しみ、などを含めてこのサイズが上手に設計されれば、実にまとまりある空間となることでしょう。もちろんそんなに余裕があると言う訳ではありませんが、設計次第で充分に楽しい空間ができあがります。ポイントは「思いきり」。上手に取捨選択し、必要部分を贅沢に、無駄は徹底的に省くことです。全部を細かく仕切るより、ひとつふたつゆったりしたスペースを意図的に作ると良いと思います。その部分に、ご自分の家族らしさを盛り込めればきっとプランは成功です。

◆ゆとりあるライフスタイルにふさわしい60坪…
必要不可欠なスペースをゆったりとプランしてもなおかつスペースにゆとりがあるのが60坪以上のプラン。
家族数や必要な個室の数にもよりますが、かなりの自由度でいろいろな遊びの部分やこだわりの空間設計を楽しめますし、2世帯住宅もOKに。ただ普段の管理もそれなりに手がかかり、メインテナンスやセキュリティも割高になってきます。もちろん日頃のお掃除やお手入れにも手間はかかります。実際「マンションにすんでいた頃は楽だった〜」などという声も聞かれたりします。そのあたりもいろいろ考えて楽しんでプランニングなさってください。