第6回 極上インテリアのための最後のピース「家具を選ぶ」。
造作家具…好み通りにあつらえるこの贅沢

いろいろ調べて、どんなに探してみても、市販品ではどうしても要望に合うものがみつからないという場合もあるでしょう。そんな時には、造作家具をオーダーするという選択があります。ご要望に応じてどんなことでもかなりのレベルで要求を満たすことができるので、具体的な要望があり予算もかけられる場合にはぴったりです。

なお家具の中には「脚もの」・「箱もの」といわれる種類がありますが、私としてはイス・ソファなど脚もののオーダーはあまりおすすめできせん。なぜなら座り心地といった感覚的な部分の出来上がりの予想がつきにくいからです。

一方、収納棚や飾り棚など箱ものは、それぞれのご要望が多岐にわたりますので、自由な対応ができる造作家具は特におすすめです。ひとつひとつのご要望に沿って、ゼロから図面を作成し、素材・色・デザインを決めていく訳ですから、コスト的にはかなり高くつくという覚悟は必要なものの、長い目で見れば必ず満足は得られると思います。


造作家具は専門のショップもありますが、住宅メーカーでも紹介を受けることが出来ますので気軽に相談されるとよいでしょう。
ただプランニングする専門のスタッフにご自分の要望を細かく的確に伝えることが出来るかどうかが上手なオーダーのポイントとなりますので、入念な打ち合わせが不可欠です。
充分な時間の余裕をみて頼みましょう。
空間を上手に活かした作り付けのカウンターと見せる収納