ミドルドア・ライフとは?【グランピング先駆者が語る、「ミドルドア・ライフ」な暮らし方 第1回】

基礎知識
  • 公開日:2021/11/30
  • 更新日:2021/11/30
タイトル:MIDDLE DOOR LIFE vol.01

アウトドアの魅力を住宅に取り入れるための、ちょっとしたヒントをご紹介。
キャンプ場・グランピング施設の企画開発を務める吉村司が提案する、新ライフスタイル「ミドルドア・ライフ」とは?

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    キャンプ・グランピングのプロデュースをしている、ABC Glamp&Outdoorsの吉村です。僕が新提案するライフスタイル「ミドルドア・ライフ」、全5回のシリーズでお届けします。

    僕は普段、キャンプ場、グランピング施設の企画開発や、グランピング専門雑誌Glampの編集長を担っています。その経験から、アウトドアをもっと楽しむためのアイデアの1つとして、住宅の中に取り込んだライフスタイルをお伝えしたいと常々思っていました。

    でも決して「お家の庭にテントを設営しましょう!」というご提案をするわけではありません(笑)。アウトドアの魅力である、開放感、自然の安らぎ、四季の移ろい…そんな様々な魅力を、新築注文住宅で取り入れてみる。そんなアイデアのご提案です。

    新しいライフスタイル「ミドルドア・ライフ」とは?

    アウトドアは、外に出かけて楽しむものと思っていませんか?自宅では楽しめないなんて、そんなことはありません。家での過ごし方は、もっと自由であっていいのです。そんなライフスタイルを、僕は「ミドルドア・ライフ」と名付けました。

    「MIDDLE DOOR LIFE~ミドルドア・ライフ」

    アウトドアの魅力を住宅(インドア)に取り入れるライフスタイル。
    アウトでもインでもない「ミドル」の世界観。

    具体的なお話をしましょう。
    僕は仲間たちと12年前、淡路島に「FBI Awaji」というグランピング施設もあるキャンプ場を開業しました。そして6年前には敷地の一角に自宅を建てました。その自宅のコンセプトこそ、ミドルドア・ライフだったのです。2階建ての小さな家ですが、こだわったのは海が目の前に広がるロケーションを活かした、約20畳のデッキテラスでした。

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    写真1:淡路の家にて。デッキテラスからの眺めは最高です

    ここに食事を楽しむダイニングテーブルとイス、リラックスチェア(安楽椅子)を置いて「アウトドア・リビング&ダイニング」に。そしてジャグジーも設置しました。アウトドア・ライフであれば、テントやアウトドアグッズを用意するところですが、あえてインドア・ライフの家具、調度品を外に置いたのです。

    いざ、デッキテラスでのミドルドア・ライフを始めてみると、想像以上の快適さでした。木材のデッキテラスはそのまま座っても木の感触が優しく、自然の中に溶け込むよう。そこで食事を楽しみ、夜空を見ながらお茶やお酒を楽しむ時間は格別。気が付けば、天候のいい日は寝る時以外ずっとデッキテラスで過ごしています。

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    写真2:友人を呼んでのホームパーティーにも最適。デッキテラスを使ったパーティーなら大人数でも対応できます(コロナ以前に撮影)

    暑い夏の季節はジャグジーに浸かりながら、寒い冬の季節はデッキテラスに暖炉を置いて薪を燃やして暖を取りながら。一年中ずっと、デッキテラスで過ごしています。

    ホームパーティーをするにも、ミドルドアなら最適な時間と空間を醸し出してくれます

    デッキテラスでのなによりの楽しみは、ホームパーティーです。外空間なので、遠慮なくバーベキューをすることができます。僕が最近ハマっているのはメキシコ料理。スーパーでトウモロコシの皮「トルティーヤ」を買ってきてコンロで炙り、しっかり味付けした鶏肉や挽肉を巻いて食べます。そう「タコス」ですね。

    ここでもミドルドアは快適。家の中すぐにキッチンがあるので、コンロで調理した料理を外で味わうこともできます。もちろん冷蔵庫も近いので、キンキンに冷えたビール等を堪能することができます。ホームパーティーではひとり大忙しという奥様でも、ミドルドア・パーティーなら調理と食事を一緒に楽しむことができますよ。

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    写真3:我が家には屋外ミラーボールも設置しました!

    新築注文住宅なら叶えられる、ミドルドア・ライフを取り入れた設計

    デッキテラスが与えてくれる自然の開放感と安らぎは、何にも代えがたいと思っています。ぜひみなさんも、注文住宅を新築する際に取り入れてみてはいかがでしょうか?

    今回は20畳の大きなテラスを紹介しましたが、決して広さは問題ではありません。小さなイスとテーブルを置くだけでも開放感はしっかりと楽しむことができます。注文住宅ならもっと自由なオーダーに応えた設えも可能になりますね。

    デッキテラスを採用した事例

    吉村’sチェック

    リビング続きのウッドデッキにすれば広々とした印象に。高さを合わせればスッキリします

    吉村’sチェック

    デッキとキッチンとの距離が近ければ、バーベキュー準備も楽になりますね

    吉村’sチェック

    デッキを家の中心に持ってくれば、視線を気にせず楽しめますよ

    吉村’sチェック

    2Fバルコニーや屋上への配置も○。空が近いと開放感もアップします

    他にもいろいろ! 注文住宅の事例をチェック

    デッキテラスを設置すれば、お家でミドルドア・ライフを満喫することができます。大切なことは、空を感じ、風を感じられる屋外空間をどう創るか?なのです。

    次回、Vol.2では「ミドルドアなキッチンの使い方」をご提案します。

    執筆・情報提供

    ABC Glamp&Outdoors代表取締役
    吉村 司

    フリーライター・雑誌編集者を経て、2012年、淡路島にグランピング・キャンプ場「FBI Awaji」を開業。2015年には日本初のグランピング専門雑誌「Glamp」(講談社)を創刊する。その後、数々のグランピング施設をプロデュースするなど、”グランピングブーム”を作った立役者の一人。“日本の自然をもっと楽しくする”ことを掲げて精力的に企画開発を行い、アウトドア&グランピングのライフスタイルを啓蒙している。

    グランピング施設のご紹介
    FBI Awaji
    淡路島・洲本市の海が目の前にあるグランピング・キャンプ場。島ならではの自然を自由なスタイルで体感できるように、常設テントやキャビンをご用意しています。