注文住宅の外構工事は重要?基礎知識やおしゃれに仕上げるポイントを徹底解説

間取り・設備
  • 公開日:2026/02/06
  • 更新日:2026/02/06

庭や駐車場など、家の外部の設備に関する外構工事は、住宅の外観や雰囲気をおしゃれに見せるだけでなく、日当たりやプライバシーなどにも影響する大切な要素です。しかし、外構は家づくりで見落としやすいポイントでもあります。住宅の設計に集中して、外構のデザインまではあまり考えていない方も多いのではないでしょうか。

本記事では、注文住宅での外構工事の基礎知識から主な外構の種類、失敗しやすい外構のポイント、外構をおしゃれに仕上げるコツなどをわかりやすく解説します。注文住宅を検討されている方や外構のデザインに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

Index

    注文住宅の外構工事とは

    注文住宅の外構工事とは、庭や駐車場など家の外回りにある設備に関する工事です。注文住宅で家の外部にある門やフェンス・駐車場・カーポート・植栽・垣根などを「外構」と呼びます。外構をつくるための工事が外構工事です。

    外構工事には、庭や垣根などの造園工事やインターホン・屋外灯などの電気工事、庭の蛇口や排水桝などの水道工事、塀などを仕上げる左官工事、ガレージ・カーポートなどを建てる土間コンクリート工事など、さまざまな種類があります。

    外構の種類

    外構には、大きく分けて以下の3種類があります。

    • ●オープン外構
    • ●セミクローズド外構
    • ●クローズド外構

    それぞれの特徴やメリット・デメリットをみていきましょう。

    オープン外構

    オープン外構は、敷地の周囲に塀やフェンスなどを設けず、周囲に対してオープンになっている外構です。目隠しにならない程度や簡単に超えられる高さのフェンス、生垣などで囲われている場合もオープン外構と呼ばれるケースがあります。

    開放感があり、採光・風通しの良い点がオープン外構のメリットで、特に南向きの住宅などにおすすめです。一方で、周囲の視線や外部の侵入を遮る塀などがないため、プライバシーや防犯性が低い点はデメリットになります。

    セミクローズド外構

    セミクローズド外構は、オープン外構とクローズド外構の中間に位置する外構です。敷地の一部に周囲からの視線を遮ったり、侵入防止になったりする高さの塀やフェンス、柵などを設置するものの、全体を囲うわけではなく残りの部分はオープンになっています。

    セミクローズド外構はオープン外構とクローズド外構の両方のメリットを合わせもち、プライバシーや防犯性に配慮しながら、開放感や採光なども確保でき、バランスの取りやすい外構です。ただし、オープン外構に比べてコストが高くなる点には注意しましょう。

    クローズド外構

    クローズド外構は、敷地の周囲を塀やフェンスでしっかりと囲い、外部から見えなくする外構です。周囲の視線を気にせず落ち着いた空間を確保でき、プライバシーを守れて防犯性も高いメリットがあります。小さな子どもやペットのいる家であれば、庭から道路への飛び出しを防いでくれるなど、安全面での利点もあるでしょう。

    ただし、狭い敷地の場合は圧迫感が出てしまいます。また、基本的に防犯性は高いものの、外部からの死角も多く、一度侵入されると隠れやすく見つかりにくい点には注意が必要です。

    外構工事の費用相場

    外構工事にかかる費用は、注文住宅の建築費全体の10%程度が目安です。また、敷地面積(㎡)×3万円でも計算できます。仮に敷地面積が30坪(約100㎡)で建築費3,000万円の注文住宅の場合、外構費は300万円程度かかる可能性があります。

    外構工事の費用は、地形やデザイン、資材、設備などによっても異なるため、費用相場はあくまでも予算を立てる際の目安として考えてください。

    注文住宅の外構で失敗しやすいポイント

    注文住宅の外構で失敗しやすい事例は、主に以下の3つです。

    • ●計画性なく外構をつくった
    • ●汚れやキズが付きやすい色・素材を採用してしまった
    • ●フェンスや塀の設置場所を間違えた

    それぞれのポイントと失敗しないための注意点を解説します。

    計画性なく外構をつくった

    まずは、計画性なく外構をつくってしまうケースです。多くの場合、特別な希望がなくても施工業者は外構のプランを提案してくれます。しかし、すべて業者任せで外構をつくると、好みのデザインにならなかったり、家族の行動や生活スタイルに合わず、使い勝手が悪くなったりする可能性があります。

    注文住宅では、間取りなど建物のデザインを重視しがちですが、外構も込みで考えることが大切です。

    汚れやキズが付きやすい色・素材を採用してしまった

    次に、汚れやキズが付きやすい色・素材を使用したケースです。外構は屋外スペースのため、雨などで汚れたり傷んだりしやすくなります。

    デザインを重視して選ぶと、汚れやキズが付きやすい素材・色を採用してしまう可能性があるため、注意が必要です。素材・色によっては掃除の頻度が高くなるほか、メンテナンス費用にも影響します。外構の設備には、汚れが付きにくく目立ちにくい色・素材を選ぶことも重要です。

    フェンスや塀の設置場所を間違えた

    続いて、フェンスや塀を設置する場所を間違えてしまったケースです。外構には、目隠しや防犯対策としてフェンスなどを設置する場合があります。しかし、フェンスや塀は設置場所をよく考えないといけません。場合によっては、日差しを遮って室内が暗くなったり、風通しが悪くなったりする可能性があります。

    フェンスなどを設ける際には周辺環境を考慮しながら、適切な高さやデザインを選択しましょう。

    注文住宅の外構をおしゃれに仕上げるコツ

    注文住宅で外構をおしゃれに仕上げるコツは、主に以下のとおりです。

    • ●建物と外構をトータルコーディネートする
    • ●ゾーニングする
    • ●生活感を隠す
    • ●素材を意識して選ぶ
    • ●奥行きをつくる
    • ●植栽を活用する

    それぞれのポイントを詳しく解説します。

    建物と外構をトータルコーディネートする

    注文住宅は、外構も含めて1つの建物として見られます。外構だけでデザインを考えていると、住宅の外観とズレが生じてちぐはぐな印象になってしまいがちです。外構のデザインは建物とトータルでコーディネートすると、全体的に統一感が出ておしゃれな外観に仕上がるでしょう。

    ゾーニングする

    使用目的や機能などに応じて、建物や敷地を区分けする方法をゾーニングと呼びます。外構にもゾーニングの考えを取り入れると、効率的な設計が可能です。駐車スペースや庭いじりのスペース、子どもやペットを遊ばせるスペースなど、あらかじめ用途を決めて必要な面積を考え、場所を確保していくと外構を設計しやすくなるでしょう。

    生活感を隠す

    おしゃれな外構をデザインしたいのであれば、生活感は極力隠すのが良いでしょう。エアコンの室外機や給湯器など、屋外に生活感の出る設備が見えていると乱雑な印象を与えかねません。生活感を感じる場所は、外構を設計する際に生垣や植栽、フェンス等で上手に隠せるようデザインすると、スッキリとした印象に仕上げられます。

    素材を意識して選ぶ

    外構づくりでは、使用する素材を意識しましょう。外構に使われる素材には、アスファルトやコンクリート、木材、石材、樹脂、プラスチックなど、さまざまな種類があります。素材によって仕上がりが大きく異なるため、叶えたいデザインに合った素材や用途に応じた素材をうまく選ぶことが大切です。

    奥行きをつくる

    外構をデザインする際は、奥行きをつくるように意識するとおしゃれに仕上がります。正面からすべてが見えるのではなく、奥に進んだ際の見え方も考えながらデザインしてみてください。敷地の入り口からのアプローチを曲線にしたり、デッキ・テラスを設置したりするなどして、視界に変化をつけるのがポイントです。

    植栽を活用する

    植栽は外構を構成する大切な要素の一つで、上手に活用すれば雰囲気に大きな変化を生み出します。植栽をバランスよく配置することで外観に彩りを与えられるだけでなく、目隠しや日除けにも有効です。また、建物をシンプルに仕上げた場合でも、植栽があるとおしゃれで温かい印象になるため、住宅との組み合わせ方を考えてみるのも良いでしょう。

    注文住宅を建てるなら外構計画まで十分に検討しよう

    外構は注文住宅の外観に影響を与えるだけでなく、日当たりやプライバシー・防犯性などにも関わる家づくりの大切な要素です。注文住宅をデザインする際は、建物だけでなく外構も含めて計画を考えるようにしましょう。

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