整理収納アドバイザー・西口 理恵子

整理収納アドバイザー・西口 理恵子

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兵庫県芦屋市在住。新築マンションの少なく使いにくい収納に疑問を持ち、「女性の視点に立った収納しやすい住まいを」と、リビングイン収納、フル可動式クローゼット等多数企画し、多数の物件で採用されました。「物を整理することで、心が整理される。」そのお手伝いをしたいとの思いが日に日に強くなり、2009年「インテリアR」を設立。セミナー・講演の受講者はのべ17,000名超(2019年9月時点)。SNS総フォロワー数も1.4万人を超えています。

私のライフスタイル

私のお家は自宅兼事務所にしていて、家が仕事場になっています。1週間のうち4日は家の中で過ごすため、お家で過ごす時間は人より長いです。とはいえ、整理収納を仕事にしている私でも、お家でずっと家事をしているのではありません。実はあまり掃除は好きではないため、掃除機をかけるのは週に2回ほどです。また、料理も30分以内でささっと作れるものが多いです。おうち時間は、できるだけ子供や夫といたいと思っています。話す時間を作るために必ず夜ご飯は家族全員で食べるようにしています。私が出張の時以外は全員揃って食べるため1年に数回ほどしか別々に食べる日はないくらいです。
家族の時間を大切にしているため、私のライフスタイルは、仕事よりも、家族の時間を最優先できるようにしています。

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家を楽しむ考え方

お家の楽しみ方として、家具を買い替えたり、インテリアを考えたりしています。私は、家具を見たり、選んだり、購入した家具のレイアウトを変えるのが好きなので定期的にレイアウトを変えて楽しんでいます。最近はイタリアで発注したカッシーナのソファがお気に入りです。

2レイアウト変更前
3レイアウト変更後 カッシーナソファ

私は、家を楽しむということを常に考えていて、「住まいはその人の鏡である」という大好きな言葉があるのですが、その言葉通り、暮らしていて楽しくなるような住まいにすることを心がけています。そうすると心も明るくなるためお家も子供のように手を掛けたいと思っています。そのために不快・不便・不満を感じたらレイアウトを変えたり家具なども買い替えたり、配置を変えたりしています。

家のお気に入りの場所

お家の暮らしを楽しんでいる私が、一番テンションが上がるお家の場所があります。
その場所は、クローゼットです。
私は、ピアスが大好きで48個あり、とても多いです。また、ピアス以外のアクセサリーもあるためどのように収納をするのか悩みました。そこでアクセサリー類をすべて一気に見えるようなクローゼットを作ろうと思いついたのです。腕時計やネックレスは掛けられるようにし、引き出しには48個のピアスを収納しました。

4ピアスの収納
5アクセサリーを楽しむ様子

そうすることで扉や引き出しを開けるとどこに何があるのか一目でわかるようになりました。いつもこのクローゼットの前に立ってアクセサリーを見るとテンションが上がります。

リフォームでこだわったポイント

私は数年前に中古住宅を購入しました。その際にクローゼットのほかにこだわったポイントがあります。前の人が住んでいた間取りのままどういう風に自分用に変えようかと思ったとき、この家には3つの納戸つまり、モノの場所がありました。このモノ中心の場所を人中心の場所に変えたのが一番のポイントです。収納はいっぱいあるといらないものが増えてしまうため収納をする場所を減らしたかったというのが理由です。

1カ所目の納戸は3.6畳のウォークインクローゼットを私の仕事部屋にしました。机を造作し、椅子を置きました。私は狭いところが好きなので仕事部屋のコンパクトな感じがとても気に入っています。

6リフォーム前(納戸)
7リフォーム後(仕事部屋)

2か所目は、納戸をとってトイレと手洗い場を広くしました。間接照明を入れて石を敷き詰めて、手洗い場にもこだわったおかげでトイレに行くたびに広々と使えてリラックスできます。注文住宅やリフォームは自由度が高いため、収納をたくさん作るよりトイレを広くすることを個人的におススメします。

8リフォーム前(納戸)
9リフォーム後(トイレ)

3カ所目は、子供部屋にしました。子供部屋は2部屋あり、もう1部屋は、主人が使っていた部屋に子供用に購入した家具を置いたり、レイアウトを変えたりして子供部屋にしました。
子供部屋は、今後も子供たちが使いやすいように成長に合わせて部屋を大きくしたり、レイアウトを変えていきたいと思っています。

10納戸をリフォームした子供部屋
11主人の部屋から子供に合わせて
家具やレイアウトを変更した子供部屋

プロと巡る!モデルホーム見学ツアー体験談

先日ABCハウジングで「プロと巡るモデルホーム見学ツアー」のガイド役として、お客様と一緒にモデルホームを巡る見学ツアーのお仕事をさせて頂きました。

12モデルホーム見学ツアー 当日の様子
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今回のイベントで、私は整理収納アドバイザーとしての観点から良さを最大限引き出せるように注力しました。例えば、大きな収納のなかに一歩足が入る大きさである20cm~30cm程度の空間を空けることで、モノが奥に埋もれずに収納できることを紹介しました。
その他、モデルホームで印象に残っているのは、人の生活を考慮した回遊動線です。デッドスペースになりそうなキッチン奥の空間を人が通れるようにし、洗濯機や洗面所、お出かけ用品の収納スペースを配置した設計が印象に残っています。そうすることによってキッチン奥も子供の収納スペースにでき、子供が着替えられるスペースや手を洗えることなどの工夫がとても考えられていました。

モデルホームに行くと、私は今までどうしても営業をされるのではないか、1~2時間かかるのではないかというイメージがありました。しかし、今回のイベントでは、モデルホームの営業担当者さんに短時間で説明やモデルホームを説明してもらえたので沢山のモデルホームを比較できましたし、その方の人柄も良く知れてイメージが変わりました。特に各モデルホームでキャラが違っていて、営業担当者さんの人柄でメーカーを決めるお客様もたくさんいるのではないかと感じました。
参加したお客様は、自分自身で入らなそうなメーカーさんも回ることによって、このモデルホームさんも良かったとお客様の選択肢も広がったように思います。

最近では、よく口コミでお家を買う人が多いですが、安いから、立地がいいから、評価が高いからという理由で決めてしまう人が多いです。しかし、私はそうしてしまうと自分にあった家は作れないと思っています。自分が住みやすい家にするためには、情報をたくさん得た上で選択肢を増やすことができるようにすること、時間をかけてしっかり勉強すること、そして自分で判断することが大事です。今回は、そういったきっかけとなるように心がけました。

2モデルホーム見学ツアー 当日の様子

モデルホームをまだ見ていらっしゃらない方や展示場に行こうか悩んでいる方、私のように展示場へ行くと営業されるのではないかと不安を抱えていらっしゃる方は、ABCハウジングの住宅公園へぜひ一度足を運んでみてください。きっとお家づくりのヒントや皆様に合ったモデルホーム、営業担当者さんが見つかるはずです。

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