お子さまが高校を卒業するタイミングで、奥さまのご両親が趣味にしている畑もつくれる広さが確保できるこの場所が見つかったことで、住まいづくりがスタート。展示場や住宅メーカー、工務店など、いろいろ見学した中から、天然の檜を使っていることや、前の家で悩みだった結露やカビが出にくい樹脂サッシを標準で採用していること、また予算なども含めて希望にぴったりだった日本ハウスHDで新しい家を建てることを決められたのだとか。2度目の住まいづくりということで、どんなところに気を配られていたのかという質問には、「間取りに時間をかけましたね。前の家の不便なところを改善したくて、前回はこうだったからここはこうしようとか。いずれ両親と同居する予定もあるので、キッチンは1つでいいのかなども含めて、打ち合わせだけでも2年近くかけて悩みました」とご夫婦。
1番のこだわりは、お風呂・脱衣所・洗面所・トイレの並びと広さ。「1階のトイレは将来車椅子になった時のために、引き戸と開き戸の2カ所の出入口をつくり、どちらからも入れるようにしたんですよ。前の家は脱衣所がなくて困っていたので、今回はちゃんとつくりました。大人が多いので、朝の支度時に混雑しないように洗面所は広めにして、洗面台は2階にも設置しています。さらに、洗面所には洗濯物を干したり片付けたりできるスペースを設け、エアコンも取りつけました。まだ引っ越したばかりで棚などを置けていないんですけどね」と奥さま。
住まいづくりをする上で参考にされたものを伺ってみると、ご主人はどんな家にするか迷っている頃に、YouTubeのルームツアーなどの動画をよく見られていたのだそう。奥さまは「内装などをどんな風にしようかと考えていた時、同じような画像が集まってくるPinterestをたくさん見て保存していましたね」とのこと。いろいろ検討されていた時期がコロナ禍で出かけにくかったこともあり、ご夫婦ともに気軽に見られるWEBやSNSの情報が役立っていたそうです。
最後に、これから家を建てる方へのアドバイスを伺うと、「耐震性・気密性・断熱性などに関わる構造や、サッシ・玄関ドアなど、後から変えることができない所はケチらずこだわって納得のいくものにすることかな」とのこと。将来、二世帯になる可能性を考えながらの難しい住まいづくりが成功した秘訣は、やはり一度住まいづくりを経験しているご夫婦ならではなのだと感じました。