部屋の中に正面を作るような家具配置。
正面性を強調して壁面の一部を石張りにしてみると…
元の構成(右スケッチ)よりフォーマルな感じになりますね。
TVが正面というのは何か釈然としないものがありますが、必要なものならよりよく収まる位置を
考えなければならないでしょう。
雰囲気を盛り上げるいろいろな装置や小道具。
さて、問題です。左右のスケッチ、どこが違うでしょう?
まるで間違い探しみたいですが、よーく見比べてください。
正解は回り縁とドアのデザイン。
回り縁は壁と天井の際に回す棒状の材のことで、クラシックな
インテリアによく用いられます。
ドアはフラットでシンプルな右の例と、框組みデザインの左の例。
無垢材で組んだ幅のあるフレームのことを框(かまち)といいますが、
框組みのドアは重厚感があります。
ドアや回り縁以外にもいろいろと雰囲気を盛り上げる小道具がありますよ。

クラシックスタイルでの家具配置のいろいろ、いかがでしたか。
どこまで組み込むかはあなたのお好み次第、あっさり好きやこってり好き、それぞれにお楽しみ下さい。

さてこの一年間、CADによるスケッチで見る住まいの中の配置計画のいろいろ、お付き合いいただきありがとうございました。
ベーシックなスペースでベーシックな配置に的を絞ってきましたが、いかがでしたか?
来月からは新シリーズをスタートします。もう少しゆとりのあるスペースで、夢のあるコーディネートにトライしていきたいと
思いますので、引き続きお楽しみくださいね。では4月からの新シリーズでお会いしましょう。

 
(2010.3.17更新)
 
 
 

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