インテリア訪ねあるき

一味違う床材として注目されつつあるインテリアタイルを訪ねて、(株)平田タイルさんのショールームを訪問しました

(株)平田タイルさんは卸売業のイメージがあるかもしれませんが、
インテリアタイルを主体とするオリジナルタイルブランド(Hi-Ceramics,BISCUIT)を展開されており、
誰でも気軽に立ち寄れるショールームがあります。

ショールームでは広さや価格がわかりやすいよう、床タイルは120cm角で仕切られた枠内に様々なパターン提案がされ、ディスプレイされています。

床暖の普及に伴って、冷たいイメージがあったタイルに抵抗がなくなってきました。

タイルは焼き物、温度に強いのは当然で、
接着剤や目地材が床暖用のものになるそうです。

石材と見間違えそうな高級感、これまでのタイルのイメージとは違う繊細な表情の質感は、リビングにも合う床材として注目されつつあります。主にイタリア、スペイン、オランダなどヨーロッパの製品ですが、大きいサイズ(600mm角)については国産よりも高品質なものが多いということです。

ショールームで実物を見ると、カタログでは気付かないことがたくさんわかり、迷いに決着が付きます。

表情や色、質感はやはり実物でないとつかみきれません。大き過ぎると思っていたサイズも実物を見ると納得。

目地を入れることによってタイルの魅力が引き立つ、また逆に目立たない目地でシックに見せるなど、目地の効果がよくわかります。

価格は㎡単位で表示、枠一つ分がほぼ1㎡に当たり、思っていたほど高くないことがわかります。(工事込みの価格は工務店から見積りを取ります。)

メリットは水に強くお手入れが簡単、ペットのいる住まいにも傷がつかず安心。

ショールームで実物を見ると、カタログでは気付かないことがたくさんわかり、迷いに決着が付きます。

住宅の床でよく使われるスペースはキッチン、トイレ、玄関、ベランダなど水のかかるところ。

続けて張るとすっきりと広く見えます。
もし全部タイルは抵抗があるなら、フローリングと張り分ける手もあります。

室内でペットを飼う場合や、大型のグリーンを置きたい時なども、タイルが味方になりそうです。

人気の傾向は色調では明るい白、ベージュ系。

白い床というのはフローリングではなかなか実現できません。

柄傾向ではゴージャスな石目調とナチュラルなテラコッタ(素焼き)風が人気を二分。クラフトタイルをはめ込んだり、ボーダーなど張り方で楽しむのもタイルならでは。

今回のむく材フローリングとインテリアタイルの訪問記はいかがでしたか。
もう一歩のこだわりを求める皆さんにお届けしたいシリーズです。
さて次回は壁材。しっくいや土壁などの塗り壁について、伝統のわざと新しい工法の両方を訪ねてみたいと思っています。

取材協力

(2011.06.07更新)

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