第3回 伝統の鉄加工技術でモダンなアイアン家具 No.1

岐阜県関市は古くは刀剣などの鉄加工技術で知られた町ですが、そこからとてもおしゃれでスタイリッシュなアイアンの家具が生まれています。電車での訪問はちょっとした小旅行気分を楽しませてくれました。

杉山製作所さんの工場は長良川鉄道「関口駅」の近くにあります。

名古屋から高山本線に乗り換え、木曽川の眺めはさすがに美しい。いよいよ景勝地というところで次の乗り換えです。
JR高山本線美濃太田駅から出ている長良川鉄道はワンマンカー。中学生が走ってきたらもちろん待ってくれます。(関口駅にて)
左手が杉山製作所さんの工場で角のところが社屋の玄関。植栽と看板のレトロな雰囲気に思わず気持ちが和みます。

店舗用什器がアイアン家具の出発点です。

商品を引き立てるシンプルさがポイント、加工技術の精度が際立ちます。
木立のようなデザインが印象的。お店の雰囲気をガラリと変えそうです。
クロテツシリーズのデニムラックなど。シンプルな直線構成と鉄の素材感が響きあいます。
ハンマーで叩いた表面の味わい。
溶接跡を磨いたところだけ酸化膜がとれて自然なアクセントに。

住宅用の家具の種類も増えつつあります。

クロテツシリーズのダイニング。 脚の形がカッコいい。
ハンマーの跡を要所で見せて鉄の存在感をアピール。
キュービックなデザインで揃えたリビングのアイテム。
細くくっきりとした線が空間をリフレッシュさせます。(プロダクトデザイナー柴田文江デザイン)
クラフトを楽しむ人のために作られたFACTシリーズのワークテーブル(高さ80cm)。足場用の板をテーブルトップや座に。人気の古材を使ったデザイン。
今年の新作Pear シリーズ。丸みのあるフレームや洋ナシ型のテーブルがやさしい表情を見せています。
どこにでもPCコーナーができそうなミニデスク。

ありそうでなかった、シンプルなのにおしゃれなアイアン家具はいかがでしたでしょうか。
次回は、こうした製品を生み出す工場の様子をお伝えしましょう。

(C) ABC HOUSING

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