住宅の購入や引越しを検討する際には、「今住んでいる街よりも、もっと住みやすい街で暮らしたい」と考える方がほとんどなのではないでしょうか。
しかし、「住みやすい」と思う基準は人によって異なります。そのため、自分にとってどんな条件が揃っている街を住みやすいと感じるのか、十分に理解しておくことが重要です。
そこで今回は、「住みやすい街の共通点」について解説します。多くの方が住みやすいと感じる共通点の中から、自分にとって不可欠だと感じるポイントをピックアップしていきましょう。
一人暮らし世代から子育て世代、シニア世代まで、世代別に住みやすいと感じる街の特徴についても紹介するので、ぜひ参考にしてください。
住みやすい街とはどんな街のこと?
一般的には「生活をする上で欠かせない要素を、不足なく満たしている街」を「住みやすい街」だと思う方が多いようです。例えば、家賃相場の低さや利便性の良さ、交通アクセスの良い街は、住みやすいと言えるでしょう。
しかし、利便性を追求すると家賃相場は高くなる傾向にあるので、全ての条件を満たすには困難なこともあります。そのため、自分が妥協したくない点を考えた上で、優先順位をつける必要があるでしょう。条件を絞って取捨選択していくことで、自分の住みやすい街が見つかります。
【全世代】住みやすい街の共通点とは?
まずは、世代を問わず多くの方が住みやすい街だと感じる共通点について解説します。以下のような特徴があると、世代に関係なく住みやすいと感じる方が多いようです。
- ●交通アクセスが良い
- ●生活の利便性が高い
- ●治安が良い
- ●災害に強い
- ●資産性が期待できる
- ●価格相場が予算内である
治安の良さや住みやすさに加え、その街の将来性まで考慮できると、ライフステージが変わっても長く快適に暮らせるでしょう。それぞれ具体的に解説します。
交通アクセスが良い
交通アクセスの良さは、生活のしやすさに直結します。便利なだけでなく、行動範囲が広がり、人との交流も豊かになるでしょう。交通アクセスのいいエリアは人気があり、賃貸住宅なども豊富であるため、部屋探しの際に選択肢が多いというメリットもあります。
交通アクセスが悪いと、当然、目的地への到着までに交通費や時間がかかります。これがネックとなり、「出かけたいけどやめておこう」と外出を控える方も少なくありません。無駄な支出を減らせる良さはありますが、旅行や付き合いなどの楽しみの機会が減っては、少し寂しく感じるかもしれません。
また、公共交通機関が整っているエリアであれば、自家用車を持たないという選択も可能です。週末しか車を使わない方は、必要な時だけカーシェアリングを利用することもできます。
一方で、車を利用することが多い方は、幹線道路の混雑状況も生活のしやすさを左右します。近くの道路が混雑しやすいか、通りにくい細い路地がないかなどもチェックポイントです。自転車を利用する方であれば、坂道の多さや駐輪場の有無も住みやすさに影響を与えるでしょう。
生活の利便性が高い
日常生活に欠かせない施設が近くにあるかどうかは、住みやすさを検討する上で重要です。例えば、スーパーやコンビニ、学校、病院などが代表的です。徒歩圏内や帰宅途中に寄れる立地にあれば、移動時間や電車の乗り換えなどの手間を省けるため、利便性が高いと言えるでしょう。
帰宅が遅くなる方であれば、お惣菜などの品数が多いスーパーがあると家事の負担を減らせて便利です。外食が多い方であれば、飲食店が多い街が便利だと感じるでしょう。
スーパーやコンビニなどは、その街のターゲット層によって、営業時間や品揃えが異なります。そのため、実際に足を運んで、自分に合っているかチェックしてみるのがおすすめです。
例えば、子育て世帯の多いエリアでは子ども用品の品揃えが豊富です。一方で、若者が多いエリアでは、その時の流行の商品が揃い、遅い時間まで営業していることが多いでしょう。
治安が良い
治安の良さは、安心して暮らせる大切な要素の1つです。帰宅時間の遅い方や一人暮らしの女性、小さなお子さんがいる家庭は特に気になるポイントでしょう。
繁華街や深夜営業している飲食店が多い場所は治安が悪くなりやすい傾向にあるため、治安の良さを重視するなら離れている方が安心です。子ども向けの施設が多いエリアでは、保護者や自治体でのパトロールなどが行われるケースもあり、防犯意識が高い傾向にあります。
街の犯罪や事件の発生率については、自治体や警視庁が公表している、交通事故発生マップや事件発生マップなどで確認できます。何かあった時にかけ込める、交番やコンビニなどがあるかもチェックしておくといいでしょう。
災害に強い
安全面で言えば、災害への強さも重要です。日本は自然災害が発生しやすい国であるため、住宅を購入する際にも、災害への強さは外せない条件としてあげられます。災害への強さは、以下のようなポイントを確認してください。
- ●地盤が強い
- ●水はけが良い
- ●近くに大きな河川がない
- ●山のふもとでない
- ●降雪量が少ない
地震の被害拡大を防ぐために、地盤の強さはしっかりとチェックしておきたいところです。大きな河川が近くにあると、大雨の際に氾濫の可能性が心配されます。山が近い場所は、土砂崩れの影響が懸念されます。裏を返せば、河川や山から離れており、水はけが良い場所では、洪水や土砂災害の被害が少なくて済むでしょう。
また、降雪量が多いエリアは、ドカ雪などが起こると交通が麻痺したり、通常通り物資が供給されないケースがあることも覚えておきましょう。
どのような災害の被害が多いのかは、自治体が公表するハザードマップなどで確認ができます。その際は、万が一の時に避難しやすいかどうか、避難所に近いかどうかもチェックしておきましょう。
資産性が期待できる
土地の価格が上昇傾向にあるなど、資産性がある街は魅力的だと言えます。資産性のある街は土地や物件の売買が活発です。新しい商業施設の建設も多く、街に活気があるでしょう。新しい施設が増えれば人も集まるため、その後さらに発展する可能性もあります。
また、資産性のある土地は、売り出した際に買い手がつきやすいのもメリットです。通常、建築物は経年とともに価値が下がるのが一般的ですが、土地の価格は発展状況によって大きく上下します。そのため、不動産の需要が安定しているエリアは、リセールバリューが見込め、資産価値が下がりづらい傾向にあるのです。
長く住むことを想定していたとしても、何らかの事情によって家を手放すこともあるでしょう。資産性が高い土地や物件は、相続財産として家族に残すことも可能です。家を売却する予定が無くても、できるだけ資産性のあるエリアを選べると、今後何かあった時も安心です。
価格相場が予算内である
住みやすく魅力的な街であっても、予算の範囲内で暮らせることは最低条件です。予算に見合っていない価格相場の高い街では、暮らすだけで家計を圧迫してしまいます。その後の生活にも影響を与え、長く暮らすことが難しくなるでしょう。
そのため、住みやすさと価格相場のバランスを十分に見極める必要があります。
【一人暮らしの若者】が住みやすい街の共通点
一人暮らしの学生や若者が住みやすいと感じる街には、以下のような共通点があります。
- ●家賃が安い
- ●営業時間が長いスーパーがある
- ●学校や職場から近い
- ●街灯が多く夜道が明るい
- ●治安が良い
それぞれ解説していきます。
家賃が安い
収入が限定されることが多い学生や一人暮らしの若い方は、家賃が安い街を住みやすいと感じるでしょう。家賃が安い部屋に住むことによって、趣味や貯金などに費用を回せます。
仕送りやアルバイトなどで生計を立てている場合は、家賃が収入の3分の1~4分の1以下に収まるエリアを選ぶといいでしょう。防犯面を考慮すると、賃貸物件の場合はオートロック付きの2階以上の物件を探す方が多いようです。
ただし、家賃の安さだけを考えてしまうと、生活の利便性が低下する可能性があるため注意しましょう。
営業時間が長いスーパーがある
営業時間が長いスーパーが近くにあり、仕事帰りに買い物がしやすいかどうかもポイントです。よく使う駅の周辺などに店舗があれば、アルバイトや残業、飲み会などで帰宅が遅くなる場合でも寄りやすいでしょう。
また、生活費を抑えたい場合は、なるべく自炊をするのが効果的です。そのため、営業時間が長いスーパーが近隣にあると、多少忙しくても買い出しに行けるため便利です。
学校や職場から近い
学校や職場から近い街は、通勤や通学の負担が少なく、住みやすいと感じるでしょう。近いかどうか判断するには、以下のような点を確認してみてください。
- ●徒歩圏内である
- ●自転車通勤できる範囲である
- ●乗り換えが少なくて済む
たとえ家賃が安くても、学校や職場から離れていると交通費が高くついたり、長時間の移動で疲労を招きます。また、初めて1人暮らしをする方や新社会人の方など、環境が大きく変わる場合では、特に大きなストレスに感じることもあります。できるだけ学校や職場から近い場所を選ぶといいでしょう。
街灯が多く夜道が明るい
夜に外出することが多い方は、夜道が明るいかどうかも確認しておきましょう。暗い夜道は見通しが悪いため、犯罪だけでなく交通事故に巻き込まれる可能性も高くなります。人気(ひとけ)のある明るい道があるかどうか、ルートをチェックしておくといいでしょう。
ただし、スマホの画面を見ながら歩いたり、音楽を聴きながら歩いていたりする「ながら歩き」をしていると、危険を察知できません。周囲の状況がわかりづらく、事故や事件などに遭いやすいので注意しましょう。
また、日中は明るく環境のいい公園でも、夜になると樹木や遊具などで死角が多くなるため、近くを通る際は注意が必要です。
治安が良い
住みやすさにおいて、治安の良さは重要です。周辺に空き家や空き地、死角となるような場所が多いと、犯罪の発生件数が多いと言われています。
そのため、周りの環境を実際に歩いて確認するのがベストです。落ち着いた治安の良い街を選ぶと、本人だけでなく保護者も安心できるでしょう。
【カップルや新婚さん】が住みやすい街の共通点
同棲中のカップルや、新婚の方が住みやすいと感じる街の共通点は以下の通りです。
- ●商業施設やおしゃれな場所が近い
- ●同世代が多い
ゆっくりと2人の時間を楽しめるような街が人気があります。それぞれ見ていきましょう。
商業施設やおしゃれな場所が近い
カップルや新婚の方々には、週末に外出して楽しめるような商業施設が多い街が人気です。ショッピングモールや映画館、スポーツ観戦場など、人気のレジャー施設が多いと生活に弾みがつくでしょう。
また、この世代には、おしゃれな場所が多い街も人気があります。人気のあるカフェやレストランなど、雰囲気の良いデートスポットが近くにあると、女性からの人気が高い傾向があります。
同世代が多い
同世代の人が多い街では、友人を作りやすいでしょう。結婚や出産などのタイミングが合うことも多く、同世代の子どもができることも。ライフステージが変わっても、長く付き合える関係を築きやすいというメリットがあります。
【子育て世代】が住みやすい街の共通点
子育て世代の方が住みやすいと感じる街の共通点は、以下の通りです。
- ●子育て世帯が多い
- ●学校や託児施設が近い
- ●医療機関が充実している
- ●待機児童が少ない
- ●子育て支援制度が整っている
- ●子どもの遊び場が多い
子どもと一緒に安全に暮らせるかどうかが住みやすさのポイントです。それぞれ具体的に見ていきましょう。
子育て世帯が多い
子育て世代の場合、同じように子育てをしている世帯が多いと安心です。年が近ければお互いに声を掛けやすく、親同士の交流のきっかけにもなるでしょう。
就学の際も、顔見知り同士で一緒に登下校できるなど、安全面でメリットがあります。学校の情報も耳に入りやすいため、保護者が安心できるでしょう。
学校や保育施設が近い
子育て世代においては、学校や子どもを預ける施設が自宅から近いことが重要です。
学校が遠ければ通学の負担があり、子どものストレスにもなります。子どもを1人にさせる時間が長くなるため、事件や事故に巻き込まれやすいという点も心配です。
また、保育園などの保育施設が遠い場合は、送迎に時間がかかり、保護者の通勤時間が増加する原因にもなります。そのほか、急に体調不良になった際も、すぐに駆けつけることができず、病院の受診までに時間がかかってしまうことも不便だと感じるでしょう。
医療機関が充実している
小さな子どもがいる場合は、医療機関が充実しているかどうかも大切です。以下の点を確認しておきましょう。
- ●小児科が多い
- ●受付時間の幅が広い
- ●予約枠が多い
- ●救急や夜間の対応もしてくれる
子どもの成長に、病気やケガはつきものです。以上のような体制が整っていると、子どもの予期せぬ体調の変化にも対応できて安心できるでしょう。
待機児童が少ない
待機児童が少ないかどうかは、保護者にとって気になるポイントです。待機児童が多く、なかなか保育施設に入所ができない場合は、仕事への復帰が難しくなるためです。
もともと会社に就業中だった方は、出産すると育児休業を申請できます。しかし、休業期間には限りがあります。勤め先にもよりますが、休業期間中に保育施設に入所できなかった場合は、復職できず退職しなくてはならないケースもあるのです。
子どもを預けられないと求職活動も難しく、未就業の場合は自治体の判断によって入所の優先順位が下がります。そのため、さらに入所しにくくなるという実態があります。
待機児童の多い街では、このような悪循環に陥るケースも少なくありません。スムーズに保育施設に入所できるかどうかは、街選びの重要なポイントとなるでしょう。
子育て支援制度が整っている
子育て支援制度が整っていると、育児の負担が軽減でき、住みやすいと感じられるでしょう。自治体によって、以下のような支援を受けられることがあります。
- ●医療費の助成が受けられる
- ●育児支援サービスを受けられる
- ●子育て支援金が受け取れる
- ●出産費用の補助がある
- ●教育費の手当てが受けられる
- ●保育料が無償化されている
特に初めての子育ての場合は、心配事や悩み事が尽きません。育児の相談ができる機関が整っていると、1人で悩まずに済むでしょう。このような制度が整った地域では、防犯面にも力を入れているため、地域全体で子育てをする安心感もあります。
子どもの遊び場が多い
安全に配慮された子どもの遊び場が多いと、安心してのびのびと遊ばせられるでしょう。同時に育児サポートを受けることが可能であれば、一時的に子どもを預け、自分の時間を楽しむこともできます。
大きな公園など、思い切り走り回れるような環境が近くにあれば、子どもの運動不足解消やストレス解消にもなります。自然に近い環境に身を置くことができ、季節の移り変わりを体感して学べるでしょう。
【共働き世代】が住みやすい街の共通点
共働き世代が、夫婦共に住みやすいと感じる街の共通点は以下の通りです。
- ●ネットスーパーが利用できる
- ●家事代行サービスが利用できる
- ●通勤の負担が少ない
夫婦でバリバリ働く共働き世代は、生活の中心が仕事になることも多いのではないでしょうか。共働き世代は、家事の負担をどう減らすかが重要です。具体的に解説します。
ネットスーパーが利用できる
ネットスーパーが利用できるエリアだと、日々の買い物の負担を軽減できます。仕事帰りの買い物や休日の買い出しは、意外と体力を消耗します。
ネットスーパーが利用できれば、スマホやパソコンで注文するだけで、食材や日用品を自宅まで届けてもらえて便利です。仕事帰りに急いで買い物する必要もなく、献立や買うものをゆっくり考えられるので、買い忘れや購入品の重複も防げるでしょう。
ただし、ネットスーパーが利用できるエリアはお店によって異なるため、自分の家が配達エリアになっているか確認しておくといいでしょう。
家事代行サービスが利用できる
近年は、「家事は自分でやらなくてはいけない」という時代ではなくなりました。家事に時間を割けない場合は、家事代行サービスを利用して解決するのも1つの方法です。家事代行サービスでは、料理の下ごしらえから掃除、洗濯、宅配物の受け取りまで依頼することが可能です。種類や料金設定などが豊富に用意され、時間がかかってなかなか手をつけられないような、コンロ周りや排水溝の掃除なども依頼できます。
仕事中など、不在時に依頼しておけば、掃除の済んだキレイな家が迎えてくれますよ。
ただし、家事代行サービスが利用できるエリアは、比較的街の中心部に限定される傾向にあります。そのため、積極的に家事代行サービスを利用したい方は、利用可能な範囲をチェックしておくといいでしょう。
通勤の負担が少ない
共働き世代において、通勤時間の負担が少ない点も重要です。毎日忙しく、残業も多い場合は、通勤時間が長いと疲労やストレスが蓄積されます。通勤時間を考える際は、以下の点をチェックしましょう。
- ●電車やバスなどの本数が多い
- ●利用者が多すぎず混雑していない
- ●万が一路線が止まっても別の路線を利用できる
夫婦のどちらか一方だけでなく、2人の通勤の負担が少ないのがベストです。できるだけ駅やバス停から近い場所や、道路が混雑しにくいエリアを選ぶのがおすすめです。
ただし、あまり街の中心部を選ぶと、家賃などの価格相場が高いことも。そのため、通勤のしやすさと価格相場とのバランスが取れるエリアをピックアップするといいでしょう。
【シニア世代】が住みやすい街の共通点
シニア世代が住みやすいと感じる街の共通点は、以下の通りです。
- ●医療や福祉が充実している
- ●交通手段が豊富である
- ●エリアコミュニティが活発である
- ●坂道が少ない
シニア世代となると、若い世代と比べ、さまざまなリスクを考慮しなくてはいけません。それぞれ具体的に解説します。
医療や福祉が充実している
病院や介護施設が多いなど、医療や福祉が充実しているエリアは、高齢者にとって住みやすいでしょう。シニア世代になると、若い世代よりもケガや病気のリスクが大きくなります。何かあった時にすぐに受診ができるよう、医療機関が充実してしているかを重視する必要があるでしょう。
医療費の助成金制度や福祉サービスについては、自治体によって異なります。そのため、手厚い支援を受けられる街を選ぶのも1つの方法です。
交通手段が豊富である
電車やバスなどの公共交通機関だけでなく、病院や福祉施設の送迎が充実しているかもポイントです。不自由なく買い物や通院ができる環境だと、車を手放した時も安心できます。
車以外の交通手段が豊富であると、運転免許証の返納もしやすくなります。踏み間違いなどによる交通事故も防げるでしょう。
地域コミュニティが活発である
住んでいる地域のコミュニティが活発だと、セカンドライフをより楽しめるでしょう。シニア世代は、退職を境に人との交流が希薄になる傾向があります。社会とつながる機会が増えれば、交流も増えて人生の楽しみが増えることにもつながります。
同世代の高齢者だけでなく、世代関係なく活動している地域コミュニティがあると、若い世代とも交流が活発になります。豊富な経験や知識を教える、いい機会にもなるでしょう。趣味のサークルやボランティア活動など、積極的に参加するのがおすすめです。
坂道が少ない
坂道が少なく歩きやすい道が多いエリアは、シニア世代の運動をする意欲が向上し、健康寿命を伸ばすというメリットがあります。また、日常生活だけでなく、災害があった時にも避難しやすく安全です。
坂道や細い路地などが多いと、転倒や交通事故の危険性が高くなります。また、無意識に外出するのが億劫になります。外出が減ることで筋肉量が減少し、足腰が弱くなる恐れもあるでしょう。
まとめ|何を重視するか検討して長く暮らせる街を選ぼう
どのような街が住みやすいと感じるかは、人によって異なります。しかし、多くの方が住みやすいと感じる共通点を知ることで、自分が暮らしに何を求めているのかを理解するきっかけになるでしょう。
自分に合った街を選べると、人生の豊かさがアップします。どんな街に住もうか迷ったときは、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね。