青を基調にした流行のモロッコ風コーディネート
洋服に流行があるように食べ物やテーブルコーディネートにも流行があります。今までにご紹介してきた“北欧”の小物やスタイリングはもう定番の人気。和物では“民芸”や“沖縄の焼き物”のような素朴で力強い器をモダンに使いこなすのがカッコイイですね。今回はここ数年流行しているフレンチミックスの“モロッコ風”の可愛いイマドキスタイルをご紹介しましょう。凝った柄やはっきりとした色を組み合わせるのでちょっと難易度の高めな感じはしますが、色々なお好みの雑貨やクロスを選ぶだけでも楽しくなる＆異国情緒たっぷりなので旅行気分も味わえるコーディネートです。もうひとつは、青の使い方がポイント。これも最近の流行です。
“モロッコ風”とはフランス＆アジア＆中近東をミックスさせたイメージでしょうか。まずは色の組み合わせ、ピンク・青・紫・黄…とかなりコントラストの強い色の組み合わせです。それぞれ、ビビッド＆マットな色を使いますが微妙にグレーが混ざったようなニュアンスのものを選ぶとオシャレ感が出ます。
１つ目のテーブルはピンクに孔雀の羽の柄のテーブルクロスとブルーグレーの器のコーディネートです。対照的な色と個性的な柄の組み合わせなのでそれだけで“異国”のムードが出ます。センターに大きさの違うガラスのケーキスタンドを重ねて積み上げ全体のポイントにし、ガチャガチャとした印象にならずにまとまるようにその他の器もガラス使いにしました。アクセントにはビーズやタイル、ゴールドにピンクと緑のストライプのリボンを使ってモロッコ風の可愛さもプラスしました。お花飾りはエスニックな木彫にプルシャンブルーとオレンジのお花のアレンジです。もう１つ、照明にも一工夫、シャンデリアにステンドグラスの飾りをつるしてみました。
２つ目のテーブルは同じコーディネ－トにクロスを同系色の緑とブルーグレーに換えてみました。同系色なので、クロスの柄は大胆な花柄を選んでも大丈夫！面白い柄や色合せを楽しんで、雰囲気を出しましょう。
３つ目のテーブルは紫と青の組み合わせ。銀色の器を組み合わせるのがポイント、全体が締まります。青はコバルトがかったターコイズです。
お料理は“豆と塩豚の煮込み”…煮込み料理は豆やスパイスを使って＆シンプルな味付けが美味しいですよ。“カレー＆タンドリーチキン”…タンドリーチキンは魚焼き器で焼くとジューシーで香ばしく焼けます！“赤かぶのスパイシーピクルス”…きれいなピンク色に仕上がるのでおススメです。スパイスと玉ねぎをプラスしましょう。お料理もカラフルなものがいいですね。
豆と塩豚の煮込み
カレー＆タンドリーチキン
赤かぶのスパイシーピクルス
さて、青色の中でもニュアンスカラーを使ったコーディネートを紹介しましたが、器の旬の青は実はオーソドックスな青！食べ物が美味しく見えないと言う事もあってか、オーソドックスでビビッドな青の器は少なかったのですが、最近は青一色の器やお鍋などがスタイリッシュなお店でよくみかけられます。雑誌のコーディネートでも使われていますよね。ポイントはビビッドでマットな青！デザイン性の高いものがＧＯＯＤ！絵付けの面白いものもいいですね…お皿を裏返すとブルーにオイルサーデン！！
私はモノトーンの器もよく使うのですが、硬い印象の器もちょっと凝った細かい絵付けのものを選ぶとスタイリッシュななかにも温かみのあるコーディネートが出来ますよ。
テーブルコーディネート講座も今回が最後！楽しんでいただけましたでしょうか？皆様の暮らしがより楽しくなりますように、この講座が少しでもお役に立てれば幸いです。色々と工夫した素敵なテーブルに美味しいお料理を沢山盛りつけて…お客さまでもお呼びしましょうか？家族で団欒もいいですね。私も次は渋めで温かいコーディネートにチャレンジしてみようかしら♪
