3Dスケッチで見るインテリアコーディネートのプロセス
第5回キッチンとダイニング・リビングスペース1

キッチンのオープン化が進み、ダイニングやリビングとの一体化が
一段と進んでいることは、これまでいろいろな機会にお話してきました。
今回はこのシリーズで取上げたプランを例に、キッチンとダイニングや
リビングとの関係を、3Dスケッチで色々な角度から見てみることにしましょう。
イメージ画像
初めにキッチンスペースを見てみましょう。
このシリーズのスケッチで見てきたリビングやダイニングの奥、そで壁で少しだけ区切られた、
窓がひとつある、広さで言えば5畳くらいの、とても普通のキッチンスペースです。
キッチンスペーススケッチ
キッチンの計画上での最も重要なポイントは、どれくらいオープンにするか、という点です。
クローズドキッチン
そで壁を延長して5畳大の一部屋にしてしまう案。
どんなにキッチンで散らかしてもダイニングやリビングは
涼しい顔、ですが、これはかなりの窮屈感です。
毎日数時間をここで過ごせというのはちょっと厳しいでしょう。
クローズドキッチンスペースのスケッチ
キッチンスケッチ

奥の窓側壁面にキッチン、ダイニング側の間仕切壁に収納を設置。
効率はよいですが、ここで作業する人は家族から孤立してしまいます。
キッチン・ダイニングスケッチ
セミオープンキッチンスケッチ
ダイニング側スケッチ
セミオープンキッチン
少し前に一世を風靡した腰壁付の対面型です。
今でも最もよく見られるタイプかもしれません。
ダイニング側スケッチ
間仕切りを取り払い、キッチンをダイニングに向かって設置。
キッチン側のウォールユニット(吊り戸棚)をなくした場合、オープン感覚は一層進みます。

ダイニング側からも腰壁による仕切り感があり、落ち着きます。
こうしてキッチンは設備空間から団欒スペースの一部に変っていきました。
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