アルミといえば窓のサッシがおなじみですが、家具の脚やドアハンドル、カーテンレールなど住まいの中でたくさん使われています。 金属としてのイメージは、ステンレスよりややソフトですが、やはりモダンでしょう。

サッシの色は黒が大流行した時期がありましたが、今は黒・ブラウン・シルバー・ホワイトなど、様々です。 アルミの押し出し成型なので表裏同色ですが、断熱サッシでは外側アルミ、内側樹脂製で、別色にできます。

ゴールド色よりシルバー色の方が人気がある昨今、真鍮の出番は少なくなりましたが、 それでもあのレトロな輝きはこれでなくてはと、はまる役どころがありますね。というわけでクラシック系に合う金属です。

その他インテリアに登場する金属をいくつか見てみましょう。

ヨーロッパではブロンズの鋳物の装飾がよく見られますが、 日本では少ないですね。照明器具など輸入物に時折見られます。	亜鉛をそのまま使うのはまれですが、 ニッケルやクロムをメッキする素地に使われています。

地球上に豊富に存在し、耐久性がよいことから 屋根材や外壁材への利用が期待されています。

素材シリーズ「金属」編はいかがでしたか。 意外に様々な金属が使われていることに驚かれたかもしれませんね。 その上メッキや塗装、いろいろな表面処理で、本当の中身に気付かない例も多そうですが、 今世間を騒がせている「偽装」のような悪意のだましではなく、機能性と美しさを求めるよい工夫の例といえます。 さて次回は「ファブリックス」、モダンテイストのトレンドのもと、新しい傾向をご紹介していきたいと思います。