演劇家夫妻の家。仲間が集まる機会が多く、その中心はやはりキッチン。大工さんが製作したローコストの例。
まだオープンキッチンが一般的でなかった頃、施主の希望をじっくり聞くうちに自然にこの形に。
見せる収納のカントリー風キッチン。シンクの向きを少し傾けることで使いやすくなる気配りが光ります。
7人家族のための回転台付円形テーブルは、一部を90°にカットして
キッチンに接続。奥様の定位置は右端、キッチンに一番近いところです。
奥様の席のすぐ横にワゴンに乗った
炊飯器がセットされています。
壁一面の収納とレンジ台、その前のシンク付カウンターはお揃いで
シックな木目の別注家具仕様。
続きのリビングから見ても家具の雰囲気で、違和感なく落ち着きます。
キッチンにぜひ土間部分を作りたいという希望をかなえました。
ワークトップは木部と色を合わせたコーリアン(人造大理石)で機能性を確保。パーティシンクが重宝とのこと。
少量の食器を短時間で洗う小型食洗機。是非これをと施主から指定されたもの。かごを置く棚も設置。
普段はオープン、隠したい時にはカウンターの上を扉で閉めることができるようになっています。隠したい気持ちの基準ラインはやはりオープン化に向かっていて、オープンでの暮らし方が上手になってきているとのことです。
2回にわたってのオーダーキッチンはいかがでしたでしょうか。
予算があるからオーダー希望の方も、逆に予算がないからオーダーにと考えている方も、またおまかせ派もしっかりやり取りしたい派も、依頼を受けてくれるところは確かに増えているようです。
ネットで探す場合はいくつかの候補を実際に回ってみて、相性や考え方など比べて決めるのが上手な利用方法といえるでしょう。
(2011.10.●更新)