INTERNIという雑誌社が出しているイベントガイドブック。
メーカーショールームでは、期間中特別なディスプレイで人々の目を楽しませます。
これは日本のメーカーの新製品発表。
古いアパートを舞台に選んで効果を上げています。
製品そのものだけでなく「見せ方の工夫」も大事なポイント。
これまでの開発途中でボツになった案や試作品もアートになって再登場。
暮れゆく市内の一角、ビル内や中庭などではいくつものイベントが行われています。
ミラノ大学の中庭にアートが出現。伝統的な建物との対比ががヨーロッパらしさを盛り上げています。
ブレラ美術館の一室でイベントの展示。古代の彫刻もピンクの照明にびっくり。
街角のLEDイルミネーションも光の点々を見慣れている目には、さすがミラノデザイン、と納得です。
アール・ヌーボーデザインの建物の前を粛々と行進する作業服の一団。
労働災害で亡くなった人を表現しているんだそうです。
土地の住人も観光客も視察団も混然の市内風景。
ミラノサローネ報告はいかがでしたでしょうか。
今年は初めてTVで中継番組がありました。
ユーロ圏のきびしい経済情勢のなか、デザイン立国の意地を見せることが
できたでしょうか。
さて次回は日本の伝統的な住まいを訪ねる予定です。
内装設計やインテリアコーディネートのT's collectionのショールームで建築士たちにサローネ報告をする西村さん。
(2012.08.07更新)