インテリア訪ねあるき2

ミラノ市内ではメーカーのショールームを初めとして、様々な会場でデザインのイベントが目白押しです

INTERNIという雑誌社が出しているイベントガイドブック。

MAP上の黄色マークすべてが
イベント実施ポイント。
何日あれば回れるのか見当もつかない件数です。
西村さんは新しい方向性が見えそうな箇所を決めて重点的に回るそうです。

メーカーショールームでは、期間中特別なディスプレイで人々の目を楽しませます。

これは日本のメーカーの新製品発表。
古いアパートを舞台に選んで効果を上げています。

製品そのものだけでなく「見せ方の工夫」も大事なポイント。

これまでの開発途中でボツになった案や試作品もアートになって再登場。

暮れゆく市内の一角、ビル内や中庭などではいくつものイベントが行われています。

ミラノ大学の中庭にアートが出現。伝統的な建物との対比ががヨーロッパらしさを盛り上げています。

ブレラ美術館の一室でイベントの展示。古代の彫刻もピンクの照明にびっくり。

街中いたるところがイベント会場

街角のLEDイルミネーションも光の点々を見慣れている目には、さすがミラノデザイン、と納得です。

アール・ヌーボーデザインの建物の前を粛々と行進する作業服の一団。
労働災害で亡くなった人を表現しているんだそうです。

土地の住人も観光客も視察団も混然の市内風景。

ミラノサローネ報告はいかがでしたでしょうか。
今年は初めてTVで中継番組がありました。
ユーロ圏のきびしい経済情勢のなか、デザイン立国の意地を見せることが
できたでしょうか。

さて次回は日本の伝統的な住まいを訪ねる予定です。

内装設計やインテリアコーディネートのT's collectionのショールームで建築士たちにサローネ報告をする西村さん。

取材協力
  • 西村美由紀 Noi Planning Studio
    〒616-0015 京都市西京区嵐山山ノ下町30番地40 TEL 075-864-1810

(2012.08.07更新)

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