洋室からの眺めも違和感なく、ギャラリー空間を快適にしています。
8畳間が2つ並んでいて、間仕切りをはずせば広い1室に。
2つ目の8畳間は右手の書院のところが幅広の板の間で、満月さんはここで公演したのではないかと想像されます。
ロフト付きの洋室もあり、ロフトの窓からは庭の全景が望めます。
縁側がL字にまわり、控えの間の付いた8畳の茶室があります。
縁側からの庭の眺めは最高。
この日は美佐さんの息子さんとそのお友達も飛び入り参加。イケメンハーフの若者2人に、お稽古の生徒さんもワクワク。
縁あってフランス人と国際結婚。ずっとフランスに住んでいましたが、美佐さんがここを継ぐこととなり家族で日本へ。アートコーディネーターであるご主人は、取り壊すなんてとんでもないと主張しました。
手入れの行き届かない時期があり、樹木は野性味が加わって、それもまた魅力となっています。
満月さんとともにこの庭を作り上げた庭師の孫に当たる人を探し出し、手入れをお願いしているそうです。
門をくぐって、一歩この空間に足を踏み入れた時に感じた迫力をお伝えすることができたでしょうか。
庭については私の専門ではなく、見た印象そのままですが、取り壊させない力がここにはあると感じました。
(2012.10.31更新)