フランスといえば皆さんカントリースタイルを想像されると思いますが、今、趣味性の高いスタイルのトレンドはエスニックといえそうです。
以前からあるスタイルですが、アフリカ、インド、タイ、日本などのエキゾチックなイメージをスパイスに、これまでのものに比べてより一層洗練されたコーディネート例をたくさん展開しています。
シノワズリー(17~18世紀にヨーロッパで好まれた中国趣味)や、アルジェリア、ベトナム、フィジー島などを植民地としていた歴史があって、エキゾチシズムへの関心が高いのでしょうか。
古びた農家の干し草小屋を解体した木材など、古材を家具や内装材として使うのは日本ではエコの考え方がまず頭に浮かびますが、ヨーロッパでは以前からインパクトのある素材としてその風合いを楽しんできました。
これもエスニックの一つといえるのかもしれません。
メゾン・エ・オブジェの報告第1回目はいかがでしたでしょうか。
ラグジュアリーなコーディネートはメゾン・エ・オブジェらしさがよく出ていて、華やかで装飾的な部分も含めて大人のインテリア、ヨーロッパ的な遊び心を見せてくれているように思えます。