前回はいろいろな種類の材を用いた指物家具をご紹介しましたが、今回はより一層指物の技術が活かされた「祈りの家具」を見せていただきましょう。
以前からルートのあったデパート家具売り場に置いてもらうと1台また1台と売れていき、いつのまにか専用のコーナーができ、今では仏壇店からも頼まれるようになりました。
取材を受けていただいた社長の杉山さんご本人は製作に携わらず、商品の企画や開発と販路の開拓を担当するいわばプロデューサーの役割で、次々と新しいイメージを商品化してきました。
その秘訣はと問うと好奇心とのこと。関心を持った対象をとことん知る過程でさまざまな人やアイデアに出会うとのこと。英文ホームページがきっかけで始まったイギリスの家具研究者との交流は今も続いているそうです。