仕事の都合で東京から大阪へ戻られたご家族が住み移られたのは、ご主人の母方のご実家。建てられてから約40年が経過していたため、昔の家ならではの隙き間風による寒さや、湿気・カビなどが多く、その場しのぎの対策しかできなかったこと、さらにシロアリが発生したことから、建替えを決意されたというNさんご夫婦。「“家”というものについてなんの情報もなかったため、とにかく行ってみようと、家から近くたくさんのモデルホームがあるABCハウジングの千里住宅公園へ行ったんです。どこのハウスメーカーがいいかなどは決めていなかったので、会場に置かれていたモデルホーム紹介やMAPなどが掲載されたパンフレットを見ながら、直感でいいと思ったモデルホームを3～4軒ほど見学しました。数軒回った後、一緒に行っていた友人からこちらのハウスメーカーがとても評判がいいと聞いて、１度見てみることになったんです。モデルホームを見学してみると、窓が分厚くて、気密性も高く、デザイン性や木の感じがとてもおしゃれで、一目でこれだ！となって」とご主人。
ご夫婦にとって、家を建てるにあたって一番重視していたのは、“冬、寒くない”ということ。「できれば暖房をつけなくても大丈夫なくらいが理想だったので、見学のときにも確認していたのですが、ハウスメーカー主催のお宅訪問をさせていただいたときにも、オーナーさんに実際の寒さや起きてすぐに暖房をつけれられるかを聞いたりしましたね。寒さ以外にも、家としての雰囲気がとても好みなほか、どこを見に行っても大まかな造りが同じだったので、建てた後のことが想像しやすかったのも良かったです。標準仕様は決まっていて、細かな造作などを決めていくだけだったので、建てる前から安心できました。さらに、担当の営業の方がとてもテキパキされていて、建て直す家や場所をあらかじめ調査してくださっていたり、建築士の方がイメージを作ってくださっていたり、お宅訪問をすすめてくださったりと、フィーリングやスピード感が本当にぴったりあっていたんです」とのこと。
実はNさんご夫婦、ゴールデンウィークに初めてABCハウジングを見学されたあと、6月下旬には契約、住まわれていた家を8月に取り壊し、9月中ごろには着工。その後、住まいが完成して12月末には入居されたというスピード建替えだったのだとか。「その代わり、毎週打ち合わせでしたけど、まったく苦にならず本当に楽しかったですね。家を建ててからこうしたほうがよかったと、後悔するというのはよく聞きますが、わが家はそれがまったくないんです」と、ご夫婦ともに新しい住まいに大満足のご様子。
そんな大成功な住まいづくりの秘訣をお伺いすると、「妻が模様替えが好きなので、なるべく自由度の高い、シンプルな間取りにしたことでしょうか。収納も動かせるタンスなどの方がよかったので、最初のプランではいまよりもっとあった収納スペースを少なくしました。収納を削った分、結果的に価格を抑えられたのもよかったです」というお答えが。
気に入っている部分は？との質問には、「やはり、とにかく暖かいことですね。床暖房がなくても暖かいので、家族全員が、ほぼ年中裸足です（笑）それ以外で、気に入っているのは吹抜け。契約後に、内装などの参考のために、伊丹・昆陽の里住宅公園にあるモデルホームを見に行ったんですが、大きな吹抜けがとてもよかったので広げてもらうことにしたんです。吹抜けの上部分には窓もつけたので、明るくもなりましたね。内装はすべてクロスというのが基本形だったんですが、もっと木を見せたかったので、吹抜けから２階につながる壁をウッド仕様にしたのも気に入っています。また、内装やインテリアについても、担当さんが私たちの好きなテイストを理解してくれた上で、家具屋さんを紹介してくださって。その仕上がりに、私も妻も大満足でした。すべてオーダーで作ってくれるのに、セットよりも安くなるので、カップボード、テーブルセット、テレビ台と、そちらの家具屋さんで全部購入したくらいです」とのこと。また奥さまからは、「水周りを１箇所にまとめたことで、家事動線がよく、ストレスがありませんね。子どもたちが手を洗うのもよく見えるし、仕切りをつくらずにオープンにしたので、自由に走りまわれるのもうれしいみたいです。いたずらも見えますが…笑」とのことでした。
1Fはカフェ、2Fはバーをイメージされたというおしゃれなトイレ。
子どもたちが遊べるファミリースペース。
バルコニーへの扉の前には、洗濯が干せるコーナーもあって便利。
きっと役立つ住まいづくりコラム
これから建てる方へアドバイスをお伺いすると、「ハウスメーカーが決まったら、モデルホームやお宅訪問など、いろいろなものを実際に見るのがいいと思います。とても参考になりますし、建てたときに、その通りにはならなくても、目で見て聞いてをしているのとしないのとでは、後々後悔する度合いが違うと思うので。そのほか、予算の中での妥協はしない方がいいこと、担当の方と話が合わないと感じたら無理せずに変更してもらうといいと思います。わが家は、営業さん、建築士さん、デザイナーさん、コーディネーターさん、全ての方が、説明しなくてもいいくらい感覚があっていたので、とても楽でしたから」と、一期一会ないい出会いがあったからこそ、スピーディながらも満足のいく住まいが完成したことがわかりました。