片流れ屋根のシャープな外観が目を引くYさま邸。もともとこの場所には、奥さまのご両親が住まわれていた築30年の家がありました。いずれはご両親と同居しようと考えていたご夫妻は、賃貸アパート更新のタイミングで家づくりを決意。玄関とバスルームを共有しつつ、1階は親世帯、2階は子世帯が暮らす二世帯住宅に建替えました。「土地がそこまで広いわけではないので、二世帯で快適に暮らすには何をシェアして何を分けるか、両親と話し合いました。玄関を2つ設けるほど空間的な余裕はありません。でも、食事時間が異なるからキッチンはそれぞれつくりたい。と、こちらの希望を伝えて、あとは目一杯やってくださいとお願いしました」と奥さまは振り返ります。
ご家族がこちらのハウスメーカーと出会ったのは、ABCハウジング川口住宅公園でした。奥さまとお母さまは家づくりの参考にと、何度か会場へ見学に訪れ、『このメーカーのこのキッチンはどう?』『このメーカーのこの部屋みたいにしたいね』など、あちこちのモデルホームをまわって新居をイメージしていったそうです。「中でも印象的だったのが、子ども部屋とキッチン。実際に建てる際は同じ仕様にしてもらったほどです」と奥さま。一方、お母さまは、対応の良さが決め手になったのだそう。「営業さんがとても熱心で、建てると決める前から親身に相談に乗ってくださいましたね」。その言葉に、奥さまも大きくうなずきます。
限られた空間で二世帯が暮らすにあたり、最もこだわったのは収納だったそう。営業さんからのアドバイスで、床下や階段下、小屋裏など、隠れた場所に大容量の収納スペースを設けました。「各部屋には大きめのクローゼット、そのほか廊下にも収納があり、毎日の暮らしはそれで十分。かさばるような荷物はロフトに置いて、みんなが集まるスペースはスッキリ見えるよう心がけています。小物をコレクションしている母のために、ディスプレイ用の棚も提案してくれました。スポットライトのあたるディスプレイ棚に小物を飾れるようになったので、もうどこに置こうか悩むことがなくなりましたね」。お母さまも大満足とのこと。また、収納が多くなって、掃除もしやすくなったといいます。「今は主人が進んで、キッチンをキレイにしてくれたり、掃除機をかけてくれたりするようになって、とても助かっています」と奥さま。
お母さまの手作り品が並ぶディスプレイ棚。
季節を感じられるスペースに。
色違いの壁紙で遊んだ子ども部屋は、
奥さまが木下工務店のモデルホームで
気に入った仕様。淡い紫色は娘さん、
水色は息子さんがそれぞれ自分でセレクト。
大容量のロフトには大型の
荷物を置いて。お子さまの
秘密基地としても活躍。
1階にガレージをビルトイン。
限られた土地を最大限に活かした住まいづくり。
将来的なことを考えて、あえて3階建てにはしなかったというYさま。完成するまでは「狭いのではないか」という不安があり、特に、これまで一戸建てで広々と暮らしていたご両親が窮屈な思いをするのではないかと心配していたとのこと。「でも、実際に暮らしてみたら『ちょうどいいね』って。2階のリビングが広いのでいつでも両親に来てもらえますし、逆に子どもたちが1階の両親の部屋で食事をすることもあります。行き来がしやすく、みんなで集まる機会が増えました」。一緒に住むのだから、風通しのいい家を。家族の距離が近くなる二世帯住宅に、Yさまご家族もご両親も大変満足されているご様子でした。
二世帯共用の玄関前には、
ご家族全員の手形のプレートが。
新築記念にぴったり。
これから住まいを建てる方へ向けてアドバイスを伺うと「家族みんなで集まれる広いスペースをひとつ設けておくことをおすすめします。わが家の場合は、子ども部屋や寝室は『寝るだけの部屋』と考えて、その分リビングを大きくしました。居室が多少狭くても、みんなが集まるスペースが広い方がゆったりと暮らすことができますよ」とのこと。そして、最後に「家族が多いなら、収納も大事です!」とお話ししてくださいました。