「まちびらきから50年を迎えて、住民を主体とした『千里ニュータウンまちびらき50年事業実行委員会』が発足しました。半年以上かけて企画され、さまざまな住民参加の記念イベントが開催された のですが、その中で私が参加したのが『千里キャンドルロード』でした。千里南公園で、千里ニュータウンの人口と同じ(現在はもう少し増えているようですが)9万個のキャンドルにあかりを灯すイベントです。キャンドルをたてるカップには子どもたちに絵やメッセージを書いてもらって。自分たちでキャンドルを並べて、終わったらまた自分たちで消して帰る自分たちでつくるイベント。最初は50年記念イベントだったんですが、翌年も『どうする?またやりたいね』となってもう、今年で4年目を迎えます。50年を機に『千里の新しいふるさとのお祭り』になればいいなと思っています」。
千里キャンドルロード公式HP
http://www.senricandleroad.com/
まちびらき40年を迎えた頃から、建物の老朽化や住人の高齢化、ライフスタイルの変化などを受け、千里ニュータウン再生への取り組みが始まりました。残すべきところは残し、変えるべきところは変えながら先を見据え、魅力的かつ持続可能なまちづくりを目指して 市民、行政、民間の研究機関などが一緒になって歩みはじめています。器だけではまちとは言えない。人が住んでつながり合って文化が生まれ、はじめてまちが生まれる。それを体験し文化を創造してきたこのまちは、50年を迎え、また新たな文化を生み出そうとしているようです。
幻想的な空気につつまれる千里南公園、「千里キャンドルロード」の様子
千里ニュータウンの人口をイメージし 約9万個のキャンドルにあかりを灯します。
千里キャンドルロード」は住民参加型の手作り感溢れるイベント
写真・動画協力:千里キャンドルロードプロジェクト