
家づくりを成功させるために欠かせないのが、理想に合うハウスメーカー選びです。しかし、ハウスメーカーはそれぞれ個性や特徴が異なるため、何を基準に選べばいいのか悩む方も少なくありません。
本記事では、ハウスメーカーの選び方や、各社を比較する際に確認しておきたい重要なポイントをわかりやすく解説します。安心して家づくりを任せられるハウスメーカーを見つけるために、ぜひ参考にしてください。
ハウスメーカー選びの手順

ハウスメーカーを決めるとき、「まず何から取りかかればいいのだろうか」と戸惑う方も多いのではないでしょうか。ここでは、大切なマイホーム計画を任せるハウスメーカー選びの手順を解説します。
理想の住宅をイメージする
ハウスメーカーを探すときは、どのような家に住み、どのように暮らしたいのかを家族で話し合い、イメージしましょう。「広いガレージがほしい」「北欧風にしたい」といった間取りやデザインに関することに加え、必要な部屋数、ライフスタイルに応じた動線を確保する方法などもリストアップします。暮らしたい家を具体的にイメージできると、譲れない条件や予算を決めやすくなります。
予算・希望条件を決める
適切なハウスメーカー選びの重要な判断材料となるのが、予算と希望条件です。予算に関しては、用意できる自己資金と住宅ローンの借入額を合計して総額を算出します。希望条件は、イメージをもとに家族から希望を聞いたり、自宅での行動をシミュレーションしたりして、優先順位をつけておくのがおすすめです。
住宅展示場・モデルハウス見学をする
複数のハウスメーカーのモデルハウスを効率的に見学するには、近隣の住宅展示場に足を運ぶのがおすすめです。現地では、営業担当者による説明を受けながら間取りや設備を確認できるため、不明点や疑問はその場で質問しつつ確認できます。
見積もりを依頼する
見学を済ませたら、気に入ったハウスメーカーに見積もりを依頼しましょう。概算の見積もりが届いたら他社と比較検討します。見積もりは総額だけでなく、何にいくらくらいかかるのかを項目ごとに比較し、同じ仕様にする場合にどのくらいの価格差があるのかを確認しましょう。見積もりの内訳にわかりづらい部分がある場合は担当者に確認し、不明点を解消したうえで比較検討することが大切です。
依頼先を決める
見積もり内容や予算、担当者の対応、アフターサービスの充実度などを含めて総合的に判断し、最終的に依頼するハウスメーカーを決定します。家づくりにかかる費用は決して安くありません。工事請負契約を結ぶ前に、必ず契約内容を細かくチェックしましょう。金額だけでなく、引き渡し後の保証期間、保証の対象となる部分、変更が発生したときや工事が遅延したときの対応なども要確認です。
ハウスメーカー選びの比較ポイント

魅力的なハウスメーカーは数多くあるため、比較のポイントがわからず決められないこともあるでしょう。以下では、ハウスメーカーを選ぶ際に比較すべきポイントを解説します。
対応エリア
ハウスメーカーには対応可能なエリアが存在します。全国展開していないハウスメーカーもあるため、まず自分が建てたい場所で施工が可能かどうかを確認しましょう。
また、全国展開しているハウスメーカーであっても、離島など一部のエリアは対応外というケースもあります。問い合わせの段階で、対応エリアを確認しておくことをおすすめします。
デザイン
好みのデザインをイメージ通りのクオリティ で実現できるかどうかも、大切なポイントです。ハウスメーカーにはそれぞれ得意とするデザインがあるため、理想とするテイストとハウスメーカーの実績が一致しているかどうかが、デザインの満足度に大きく影響します。施工事例やモデルハウスで素材や色使いなどをチェックし、ハウスメーカーの持ち味を把握したうえで依頼することが、より満足度の高い家づくりにつながります。
構造・工法
安全で快適な注文住宅の建築において、構造や工法は重要な要素です。構造・工法によって耐震性や耐久性、気密性などが異なるだけでなく、工期や費用も違ってきます。注文住宅には「木造軸組」や「2×4」などさまざまな工法がありますが、ハウスメーカーによっては対応していないものもあります。希望する構造・工法が可能かどうか、事前に確認しておきましょう。
住宅性能
快適に暮らせるマイホームを建てるには、住宅の気密性や断熱性、遮音性、メンテナンス性などの住宅性能にも目を向けなければなりません。ハウスメーカーによって力を入れている性能や重視するポイントなどが異なるため、例えば「耐震住宅」という表記があっても具体的な仕様などには差があります。住宅性能は構造・工法にも大きく左右されるため、併せて確認しておきましょう。
価格帯
ハウスメーカーには大手ハウスメーカーのほかに、低コストが特徴のローコストハウスメーカー、地域密着の工務店などがあり、価格帯もそれぞれ異なります。注文住宅の費用を概算する際は坪単価がよく使われますが、坪単価はあくまでも費用の目安にすぎません。実際には建物の工事費だけでなく、付帯工事費や諸費用もかかることを考慮しつつ、見積もりでは何にいくらかかるのかを確認することが大切です。
アフターサービス・保証内容
マイホームで快適に暮らし続けるには、メンテナンスが欠かせません。完成後、実際に住み始めてからのアフターサービスの内容や、保証期間についても必ずチェックしておきましょう。新築住宅の場合、最低で10年の保証期間を設けることが法令で義務付けられていますが、プラスして独自の保証期間を設定しているハウスメーカーも少なくありません。
営業担当者との相性
家づくりは営業担当者と話し合いながら進めていくことになるため、担当者との相性や人柄も大切なポイントです。担当者を信頼できるかどうかを見極めるには、質問をした際に明確な答えやアドバイスをくれるかどうかが一つの指針となります。
ハウスメーカー選びで注意するポイント

マイホームは大きな買い物だからこそ、ハウスメーカーを選ぶ際はできるだけ多くの情報を集め、細かな点も事前に確認しておきましょう。以下では、ハウスメーカー選びで気をつけたいポイントについて解説します。
ハウスメーカーによって向き、不向きがある。
ハウスメーカーには、各社にそれぞれ得意分野とそうでない分野があり、希望するデザインや工法、構造、間取り、設備によっては対応が難しい場合があります。どこまで希望を叶えられるのかをあらかじめ確認しておきましょう。
住宅展示場見学に加えて完成見学会に行く
住宅展示場に並ぶモデルハウスは、広い敷地にハイグレードな素材や設備を使って建てられているケースがほとんどです。そのため、モデルハウスを基準に計画を立てるとついつい理想が高くなり、大幅に予算オーバーとなってしまう傾向があります。より現実的に考えるためには、ハウスメーカーのお客様が実際に建てた家を見学できる「完成見学会」にも足を運ぶのがおすすめです。
知名度だけで判断しない
テレビのCMや広告で見かける大手ハウスメーカーにも地元密着型の工務店にも、それぞれの特性があります。ハウスメーカー選びでは、知名度よりも自分の希望する条件を叶えられるかどうかが重要になるため、企業規模やブランドだけで判断せず、自分との相性を見極めましょう。
着工後の仕様変更が可能か確認する
注文住宅づくりでは、着工後に仕様を変更したくなるケースが珍しくありません。そのような場合に備え、どの内容をどこまで変更可能かを着工前に確認しておきましょう。壁紙の変更程度であればスムーズに対応してもらえることが多いものの、構造や間取りに関する変更は難しくなります。内容に応じた追加費用や工期延長の有無、費用が発生する場合の目安なども要確認です。
複数のハウスメーカーで比較検討する
他社との比較検討をせずに依頼先を決めると、相場感や提案力などが適切かどうかを判断しづらく、後悔にもつながりかねません。複数社に見積もりを依頼することで相場が把握できるだけでなく、提案力や対応力、価格交渉の余地などの違いも見えてきます。お気に入りのハウスメーカーがある場合でも、他社と比較したうえで総合的に判断して選ぶことが大切です。
Q&A:ハウスメーカーの選び方でよくある質問

Q. ハウスメーカー選びのはじめのステップは?
A. まずは建てたい住宅のイメージと予算をもとに、希望条件を決めることが大切です。希望条件も優先順位を付け、絶対に譲れないものと妥協できるものをそれぞれリストアップしておくと、効率よくハウスメーカーを選べるようになります。
Q. 大手のハウスメーカーと中小の工務店、どちらがいい?
A. 大手ハウスメーカーは信頼性や品質の安定性、保証が手厚い点などがメリットではあるものの、コストが高めで標準仕様が比較的固定化されている傾向があります。一方、中小の工務店はコストを抑えやすく柔軟な設計が可能で、地域密着型の企業が多く、地域の特性を踏まえた最適な提案が期待できる点も魅力です。ただし、会社ごとに技術力が異なり、保証体制が万全ではない可能性がある点は注意が必要です。希望条件の優先順位をふまえたうえで選ぶようにしましょう。
Q. 住宅展示場の活用方法は?
A. 住宅展示場のモデルハウスは、取り入れたくなるような仕様が贅沢に詰まっています。オプションが含まれているケースがありますので確認が必要です。自身にあったオプションを選びましょう。住宅展示場は複数のハウスメーカーを見比べ、標準仕様とオプションの違い、収納の実用性や動線、営業担当者の対応などを実際に触れて体感をする場所だと考えておきましょう。
まとめ:ハウスメーカー選びに迷ったらまずは住宅展示場へ足を運ぼう

ハウスメーカー選びは、理想の家をつくるための第一歩ともいえるプロセスです。まずは、マイホームに求める条件と予算を明らかにしたうえで情報を集め、希望を叶えられるかどうかを重視して選びましょう。
ハウスメーカーの施工事例はカタログやWebで確認できますが、写真や動画だけで判断するにはリスクがあります。お近くのABCハウジングへお越しのうえ、モデルハウスで実物を体感し、チェックしてみてください。現地で気になった複数のハウスメーカーの担当者に相談をし、話を聞いてご自身にあったハウスメーカーを見つけてみませんか。



