「祭り」の季節と言えば夏と秋。必ずという訳ではないのですが、ほとんどの場合夏のお祭りは都市部で行われ、秋祭りは農村部で行われることが多いですね。それは基本的に「夏祭り」が疫病退散を願ったもので、「秋祭り」が収穫を祝ったものだからだそう。衛生環境が良くなかった昔、生産と消費が離れた都市部ではモノが腐りやすく菌が繁殖しやすかったことから夏は疫病が流行りやすく、それらを退散させ無病息災を神様に祈ったのだそう。代表的なものに京都の祇園祭や大阪の天神祭があります。
7月25日に行われる天神祭、船渡御の様子
7月31日~31日まで、時間をかけてとり行われる祇園祭。有名な山鉾の巡行は7月17日
また、稲作が盛んであった農村部では、実りの季節である秋に収穫に対する感謝を表して、奉納行事である祭りが行われました。
今回の舞台となる「建水分(たけみくまり)神社」の秋祭りもその1つ。