ABCハウジング このまちのストーリー

神様のいる場所 Vol.1

建水分神社の秋祭り(1)

まずは、神様に御神輿へお遷りいただき、御旅所へ

建水分神社の秋祭りは毎年、10月の第3土曜日に収穫を祝って行われます。氏子は、神社から約3km圏内、千早赤阪村、河南町、富田林市の3市町村に股がっていて、祭りの当日は、各地からだんじりを曳いて、神様に感謝の気持ちを伝えに来ます。
朝9時、境内には老若男女、80人近い氏子が集まります。これは、神様を御旅所(おたびしょ)へとお連れする御神輿を担ぐために集まった人たち。10時30分、蔵から出された御神輿に建水分の大神様にお遷りいただき、約1km離れた御旅所へと出発します。

1年ぶりに、御神輿が蔵から出される

本殿下に御神輿を下し、建水分の大神様にお遷りいただく

お稚児さんを乗せた太鼓台を先頭に御旅所へ向けて出発

神様がお乗りになられた御神輿は800㎏以上あると言われており、かなり重そう

「ちょーさんじゃ」「みーこっさんじゃ」のどかな田園風景に勇壮なかけ声が響きます。先頭を行くのはお稚児さんを乗せた太鼓台。次に神様の御神輿。最後に子ども神輿が続きます。30分ほどかけて御旅所に着くと、御神輿を差し上げたり、ゆらしたりしながら広場を何度も巡回し、やがて鳥居をくぐって奉安台へ。

御旅所まで約1kmの道のりを約30分かけて神様をお連れする

神様を御旅所内の奉安台へ

神様が鎮座されると間もなく、遠くから民謡のような独特の節回しの歌声が聞こえてきます。19台のだんじりの宮入りのはじまりです。南河内一帯では、「曳き唄」と呼ばれる唄を歌いながらだんじりを曳く習わしがあります。最近では、マイクや拡声器などが使われるようになり、秋祭りの季節ともなると、あちらこちらからさまざまな曳き唄が混ざり合いながら響き渡ります。

大屋根の上にはスピーカー

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