ABCハウジング このまちのストーリー

神様のいる場所 Vol.1

建水分神社と楠木正成公

建水分神社の参道をあがると真っ先に目に入るお社があります。本殿だと間違える人が多いそうですがこれは摂社の「南木(なぎ)神社」。千早赤阪村の英雄、楠木正成公を祀ったものです。

参道を上がって正面に見えて来る南木神社には楠木正成公が祀られている

正成公は1294年(鎌倉時代)、この地の豪族の家にお生まれになりました。その人柄と知性は周知のこと。正成公の武功としてよく語られるのは、後醍醐天皇の命によって鎌倉幕府の倒幕に参加した際のお話。
河内赤阪城で挙兵した正成公は、城を包囲した幕府軍を奇想天外な戦法で振り払います。藁人形をつくり、兵士に見立てて並べ、敵を誘き寄せ、矢を放ち、敵兵を一気に成敗。建水分神社でも、その知恵の深さにあやかり藁人形の土鈴(※1)を除災招福の縁起物として授与しています。

正成公の奇策にあやかった藁人形を模した土鈴

正成公が亡くなられた翌年、その忠誠心を讃え、後世に伝え残そうと縁の深かった建水分神社の摂社として造営されたのが「南木神社」だそうです。残念ながら災害等により当時のものは現存しておらず現在の社殿は昭和15年に再建されたものだそうです。

※1:土鈴とは、土でできた素焼きの鈴。

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