住居費や食費、日々の生活でかかる家計費の理想的な割合とは?
さらに、暮らしの中に取り入れたいアイデアや、
知ってトクする節約術についてご紹介します。
家計費は「絶対に必要な基本の生活費」
「交際や教養、被服などの娯楽費」
「将来やもしもに備える費用」の3つに分けられます。
どれくらいの割合が適正なのかを知るところから始めましょう。
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絶対に必要な
基本の生活費生活費の中にも、住居費・水道光熱費・通信費・保険料などの「固定費」と、食費・生活用品費などの「変動費」が。変動費を節約することも大切ですが、意外と効果が高いのが固定費で、特に水道光熱費は工夫次第で大幅な節約が可能です。
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交際・教養・被服
などの娯楽費外食やレジャー、趣味、習いごと、洋服など、生活に楽しみやうるおいを与える娯楽費は、収入の20%までにしたいもの。子どもが成長するにつれて、習いごとなどの負担が増えがちなため、あまり増えすぎないよう、上手にコントロールしましょう。
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将来・もしもに
備える費用学費やマイホームの資金・老後の貯金など、将来のために最低10%。病気や大きな買い物、突然の事態のために10%と、合計で収入の20%を確保しておくと安心。貯金の際は、自動的に積立口座に貯蓄できる積立などがおすすめです。
わが家の家計費と比べてどうでしたか?
それぞれ基本は守りつつ、
わが家にあったバランスで
上手にやりくり
したいものですね。
手軽に取り組めることから、将来やりたいことまで、
家計費を節約するためのアイデアがいっぱい。
どうすればいいのか、どれくらいおトクなのかを見てみましょう。
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基本的に24時間電源が入ったままの冷蔵庫。1.詰め込みすぎない 2.温度の設定を下げる 3.冷蔵庫を壁や棚から離す 4.扉の開閉回数を減らし、素早く閉めるなどの方法で、電気代を抑えられます。また、購入後10年を超えたら、買い替えを検討しましょう。
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LED照明は、電球や蛍光灯に比べて長期間使える上、節電の効果が高く、明るさや色温度も調整できるため、ぜひとも交換したい部分。リビングだけでなく、玄関・キッチン・トイレ・廊下・階段・洗面所など、全ての部屋の照明を取り替えれば、さらに電気代が節約できます。
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水道代といえば、気になるのが流しっぱなしになることが多いシャワー。1分間で約12リットルの水が使われ、さらにガス代がかかる場合も。そこで、おすすめなのがシャワーヘッドを節水型にすること。手元スイッチ付きにすれば、さらに効果が高くなります。
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ほかの節約アイデアとは違い、すぐには実践できませんが、今後家を建てるなら、おすすめなのが高断熱・高気密な性能を備えた住まいにすること。部屋間の温度差もほとんどなく、快適な室温を保ちながら、冷暖房のコストをしっかりと抑えることができます。
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スマホやWi-Fiなどの通信費も毎月固定でかかってくるもの。いまよりも安く便利なプランが出ていないか、おトクな割引などを見逃していないかなど、こまめに見直しましょう。
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保険は入りっぱなしにせず、ライフスタイルに合わせて見直しを。また、住宅ローンの団体信用保険は、生命保険と似ているため、重複がないかチェックすることをおすすめします。
節約の方法はいろいろあるけれど、
まずはムダをなくすこと。
毎月の固定費を少しずつ、でもしっかりと減らすことで、
マイホームのための資金や子どもの学費など、
将来のための貯蓄ができるようになります。