「サステナブル(Sustainable)」は、直訳すると“持続可能な”という意味。
自然環境や資源を守りながら豊かに暮らせるサステナブルな社会の実現に向けて、世界共通で
未来の地球のためにいまできることから取り組もう! という活動の総称です。
このまま放置すると、人間が地球に住めなくなってしまうほどの大きな問題が3つ。
それらを解消するために、サステナブルな社会をめざすという考えが生まれました。
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世界で人口が
増えすぎたこと20世紀半ばに25億人だった世界の人口は、20世紀末にはおよそ60億人にまで急増。21世紀半ばには90億人を突破すると予測されています。このままでは、食料や生活物資が不足、物価の高騰によって貧困になりやすくなる可能性が。
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生活環境の悪化が
進んでいること温暖化による影響が深刻となり、平均気温が年々上昇。水不足や砂漠化、自然災害などの被害も増加傾向に。さらに、水質汚染や大気汚染によって、健康的な生活ができなくなったり、生物が絶滅するなどの被害も出ています。
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天然資源が
枯渇してしまうこと世界経済の急速な発展は、石油や石炭、天然ガスといった限りある天然資源を大量に消費。すぐに作り出すことができない天然資源は、あっという間に枯渇してしまい、人々が生活できなくなると予想されています。
大きなテーマだけに、「サステナブルな暮らしってむずかしい?」と思ってしまいがちですが、
実はできることもたくさん! 一人ひとりの取り組みが世界を変えていくきっかけになります。
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節水&節電
を心がける -
食材を使い切り
フードロスを減らす -
モノは捨てずに
リサイクルする -
ゴミの量を
できるだけ少なくする -
地産地消&
認証マークの
ついたものを消費する -
外出時は
マイボトルやマイ箸、
マイバックを持ち歩く
知ってる?こんな「サステナブル」ワード
以前よりも、耳にすることが多くなった「サステナブル」なワード。
日常に取り入れやすい2つの取り組みをご紹介します。
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サステナブルファッション
オーガニックコットンやリサイクル素材を使用しているというだけでなく、「生産から廃棄まで、環境の負荷を軽減しながら流通されている服」のこと。
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サステナブルフード
毎日の食生活を持続可能にするために、「地球環境や生産者の人権、食べる人の健康に配慮してつくられている食べ物」のこと。
環境や社会に配慮していることが認められた商品だけにつけられる、サステナブル・ラベルやマーク。
世界には450種類以上あるといわれ、消費者が購入時にサステナブルな商品かどうかを
見分ける目安となります。ここでは、日本でよく見る認証ラベルやマークについてご紹介します。
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MSC認証制度(漁業認証とCoC認証「海のエコラベル」)
持続可能で適切に管理されている漁業であることを認証する「漁業認証」と、流通・加工過程で認証水産物と非認証水産物が混じることを防ぐための「CoC(Chain of Custody)認証」。2種類をクリアした認証制度です。
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国際フェアトレード認証ラベル
原料の生産から、輸出入、加工、製造工程、完成までの各工程で、国際フェアトレード基準を満たしていることを証明するラベル。フェアトレード製品を購入することは、小規模生産者と労働者の生活とコミュニティを改善することにつながります。
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FSC®認証制度(森林認証制度)
適切な森林管理が行われていることを認証する「森林管理の認証(FM認証)」。さらに、森林管理の認証を受けた森林からの木材・木材製品であることを認証する「加工・流通過程の管理の認証(CoC認証)」の2種類の認証制度です。
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有機JASマーク
有機食品のJASに適合した生産が行われていることを登録認証機関が検査し、認証された事業者のみが使用できるマーク。これがない農産物、畜産物及び加工食品に、「有機」、「オーガニック」などの名称を表示することは法律で禁止されています。
「環境」「社会」「経済」など扱われる範囲が広く、さまざまなテーマが含まれる
持続可能な活動の総称、それが「サステナブル」。
この動きを推進するために、より具体的な17のゴールと169のターゲットを提示、
世界の193か国で合意に至った「持続可能でよりよい世界を目指す2030年までの国際目標」が
SDGs(Sustainable Development Goals)と呼ばれています。
「SDGs」と「住まい」にもつながりがある?
SDGsの共通目標を達成するために、各住宅メーカーでは持っている技術やノウハウを
最大限に発揮。環境への配慮はもちろん、安心・快適に暮らせる住まいづくりを継続する、
さまざまな取り組みがなされています。
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いつでも安心・安全で、1年中快適な暮らしができる
「厳選された素材を使った健康的な暮らしができる住まい」「部屋ごとの温度差が少なく安心して暮らせる住まい」「“もしも”が起きた時でも頼れる強く長持ちする住まい」など、安心・安全かつ、快適な暮らしの実現はもちろん、その価値が長続きする住まいを目指しています。
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低炭素&省エネ・創エネなどゼロエネルギーを実現
高断熱・高気密の採用により、エネルギーのロスは最小限にして「太陽光など自然の力を最大限に活用」「心地よく快適に暮らせるパッシブデザインを取り入れる」など、低炭素でゼロエネルギーの実現へ向けた、省エネ・創エネな住まいづくりがはじまっています。
会場で配布しているオリジナル冊子
でも
SDGsについて紹介中!ぜひ、ご覧ください。