二世帯住宅が生活面でも経済面でも暮らしやすいと聞くけれど、実際はどうなんだろう?そんな疑問を持つあなたに、二世帯住宅のメリット&デメリットや、どんなタイプ・特徴があるのかをご紹介します。
いまどきの親世帯と子世帯がどんな暮らし方を
のぞんでいるのか、まずは2つのデータから
見てみましょう。
*内閣府「家族と地域における
子育てに関する意識調査」より
*国土交通省
「平成30年住生活総合調査」より
「同居」が理想の家族の住まい方だという声が全体の20%、「同居などを目的とした住み替え」も近年大きく伸び始め、注目が集まっていることがわかりました。
二世帯住宅にはどんないいことがあるのかと、
何に気をつけなくてはいけないのか、メリットと
デメリットに分けて見てみましょう。
子育てや家事を手伝ってもらったり、できる方が洗濯や共有部分の掃除をするなど、得意なことをそれぞれが分担&協力できます。
病気になってしまった時や両親の介護などはもちろん、何かあった時でも、早めに気づくことができたり、すぐに駆けつけることができます。
それぞれ建てるより、建築費が抑えられます。また、相続や土地の継承がスムーズにできたり、子どもを親に預けることもでき、保育料や光熱費の負担軽減につながります。
すぐそばに頼れる身内がいるため、安心感があるほか、ふれあえる時間が増え、孫は心の成長の助けとなり、祖父母は孫から良い刺激が受けられます。
ゆったりと暮らす親世帯と、まだまだ働き盛りで子どもがいる子世帯では生活習慣やサイクルが合いにくいため、生活音などがトラブルになる可能性も。
実の親子でない場合、気を遣いすぎてしまいがちに。また、住まいの造りによっては、プライベートなスペースが少なくなり、リラックスできないこともあるようです。
キッチンやお風呂、トイレなどの設備が多く必要になるため、建築費用が高くなりがちに。親子世帯それぞれがどれくらい負担するのか決めておく必要があります。
二世帯住宅そのものが、総資産の大半を占めていた場合、相続時に他の兄弟ともめる原因になることも。相続問題になる前に、あらかじめ対策をとっておきましょう。
二世帯住宅の3つのタイプをご紹介。
メリットとデメリットを踏まえ、その住まいが家族に
ぴったりなのかを考えてみましょう。
玄関、キッチン、浴室など、全てが別で、隣に住む感覚で暮らせる独立型。
プライバシーを守りながら、必要な時にコミュニケーションが取れます。
- それぞれ好きな間取りやデザイン、設備を選べるのがいい!
- 自由だけど、気になる時はすぐに声をかけられるのが安心だわ!
- 相続時におトクな特例が適用されることや、将来売却もできるのが◎!
- 仕事が遅くなったり、子どもが泣いても両親に気を使わせないのが助かる!
すべての部屋や設備を共有して使用する融合型。親世帯と子世帯が
日常的に交流でき、楽しく安心感の高い生活ができます。
- 一緒に暮らしていると毎日子どもや孫たちの顔が見られるのがいいな!
- みんなで一緒に暮らせるから楽しいし安心ね!
- 建築費はもちろん、光熱費も削減できて無駄がないのが◎!
- 共働きなので家事や子育ての面で手伝ってもらえて本当に助かる!