その理由とわが家でできる節電&節約方法などに
ついてご紹介します!
まずは電気代について知ろう!
家庭の電気代の推移は?
東日本大震災以降、原子力発電所の停止などが原因で大幅な上昇に。2014〜2016年は原油価格の下落などによって低下していましたが、2017年以降は再び上がりはじめ、現在もその傾向が続いています。震災前と比べると、2021年度(11月時点まで)の平均単価は、約27%上昇となりました。
値上がりする理由は?
電気代には電気使用量分の金額だけでなく、基本料金のほか燃料費調整額・再生可能エネルギー発電促進賦課金などが含まれています。電気の使用量に応じて支払う、燃料費調整額・再生可能エネルギー発電促進賦課金が上昇し続けていること、電力需給のひっ迫などにより電気会社が単価を上げたことなどが電気代の値上がりにつながっています。
1ヶ月の電気代内訳
燃料費調整制度
火力発電などに用いる燃料価格は、原油価格や為替レートなど経済情勢の影響を大きく受けるため、その変動分が毎月の電気代に反映されることに。3カ月間の燃料価格の平均を基準と比較し、高ければ燃料調整額として電気代にプラス、低ければマイナスされます。
再生可能エネルギー発電促進賦課金
太陽光や風力、バイオマスなどの再生可能エネルギーを普及、促進させるため2012年に始まった「再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT法)」により、電力会社が再生可能エネルギーの買取りに必要とした費用を、電気使用者が負担するというもの。電気の使用量に応じて、支払う額が決まります。
わが家でできる
節電&節約について知ろう!
家電製品の電力消費割合は
どれくらい?
家庭で使われている家電製品の電力消費割合を見てみると、夏・冬ともにエアコン・冷蔵庫・照明の3つで50%以上を占めるという結果に。待機電力※の割合も意外に多いため、主電源を切る、コンセントを抜くなどの工夫も有効です。
※待機時消費電力ともいい、コンセントに接続された家電製品が、使用していない間にも常に消費する電力のこと。
家庭における家電製品の1日の電力消費割合
よく使う家電製品の
使い方を見直そう!
使用頻度が高く、電力消費の割合が高い「エアコン」「冷蔵庫」「照明」の3つをピックアップし、上手に節電できる方法をご紹介します。
冷房は28℃、暖房は20℃を目安に
電気30.24kWhの省エネ
約820円の節約
電気53.08kWhの省エネ
約1,430円の節約
必要な時だけつける
電気18.78kWhの省エネ
約510円の節約
電気40.73kWhの省エネ
約1,100円の節約
フィルターを月に1〜2回清掃する
熱の出入りを防ぐ
物を置かない
ものを詰め込みすぎない
無駄な開閉をしない
開けている時間を短く
設定温度を適切にする
壁から適切な間隔で設置する
蛍光灯シーリングライトを
LEDシーリングライトへ変更する
こまめに掃除する
空けるときは消す
壁スイッチの電源をオフにして
待機時消費電力を削減する
節電のメリットって?
まとめ
電力不足などが重なることで、上昇傾向にある電気代。
節電&節約ができる使い方や、省エネ性能の高い機器を
しっかりと選びましょう。さらに、住宅そのものをZEHなどの
省エネ住宅にすることで大きな効果が期待できます。