- 塔の中心に設置された「心柱(しんばしら)」が
振り子になり、横揺れしすぎない
制振の役割を果たしている。 - ひさしは建物の幅の50%以上。
しっかりと重量があるおかげで全体が
ゆったりと揺れる構造に。 - 地震時は、一重、二重…とそれぞれの層が
たがい違いに揺れることで、衝撃を吸収。
- 「心柱」と同じように中央部に鉄筋
コンクリート造の円筒をつくり、
心柱上部を「重り」として機能させた、
制振システム「心柱制振」を採用。
心柱をはじめ、揺れを抑える技術がいっぱい!
スカイツリーだけでなく、高層ビルや戸建て住宅などの
制震システムとしても活用されている技術が、1300年前からあったことに驚くとともに、
昔の人の知恵の凄さを感じますね!
1年を通して快適に暮らすための工夫が満載!
豪雪対策や厳しい寒さ・暑さなど、
1年中快適に暮らすための知恵が伝統の茅葺き屋根に。
現代の省エネルギー住宅に通じる工夫がたくさん取り入れられているところが驚きですね!
- ※1 建物の水平方向に架けられた部材のこと。柱と柱の間に渡すことで柱を固定し、屋根などを支える。
- ※2 イネ科の植物である茅を使って葺いた屋根のこと。
- ※3 切妻とは切妻屋根のこと。最頂部から両側に山形の傾斜面で構成される代表的な屋根形状で、 片流れに次いでシンプルな構造の屋根。
耐候性の高い素材や構造で快適性を向上!
暴風雨に耐えながら、室内の涼をしっかりと取るための
工夫が施された建物はもちろん、
外構までしっかり計画されているところが、現代の住まいづくりと似ていますね!
四角い箱から外へつながる開放感を演出!
大開口&大空間、外とつながる深いひさしという、
現代の理想的な住まいの原点になったともいえるロビー邸。
自然と一体化した美しい住宅は見るものを引きつけますね!
どれも名建築といわれるだけの技術や工夫、
そして美しさが備わっていることがわかりました。
そんな技の数々が、現在の住まいや建物に
取り入れられ、快適さや暮らしやすさに
つながっているんですね!